日向にあたりながら長老の思い出は快調だ。「モノがない時代にはなー、自転車に乗るにしてもチューブがなかったので、タイヤの中に芯を入れてそれに藁を詰めてな、それで乗ったけんど、舗装されていない道だもんで、ガタゴトしてすぐダメになっちまった」と顔を崩す。
「町に出かけていったとき、<ぬか饅頭>を食べたっけ。饅頭の中身は忘れたけんど、こねた糠を焼いてあってね、当時では貴重な食べ物だったんね。」
日向にあたりながら長老の思い出は快調だ。「モノがない時代にはなー、自転車に乗るにしてもチューブがなかったので、タイヤの中に芯を入れてそれに藁を詰めてな、それで乗ったけんど、舗装されていない道だもんで、ガタゴトしてすぐダメになっちまった」と顔を崩す。
「町に出かけていったとき、<ぬか饅頭>を食べたっけ。饅頭の中身は忘れたけんど、こねた糠を焼いてあってね、当時では貴重な食べ物だったんね。」