山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

八百屋にはない「大根の間引き菜」がうまい

2013-10-21 23:14:44 | 食彩・山菜・きのこ
 大根新芽の間引きを行う。
 ここまで成長してくれてありがたい。
 先日となりの師匠にもいただいて、とてもうまかった。
 こんどはウチの番だぞ。

                         
 茹でた間引き菜をみじん切りにする。
 ここにカツオブシを入れて醤油だけで食べる。
 ほんのり新鮮な甘さが伝わってくる。
 これだけでおかずになってしまう。

     
 翌日には気分を変えて、カツオの缶詰と和えてみる。
 飽きないでごっそり食べてしまう。
 かなりの量があったが、すぐ消費されてしまう。

 シラスを入れてみたり、ゴマだれで食べたり、卵焼きに入れたり、いろいろなバリエーションを楽しめる。
 料理とは創造力の格闘技かもしれない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神事と祭りとムラとの共同

2013-10-20 20:27:07 | 出会い・近隣
 雨の中の祭りは久しぶりだと言う。
 昨日の次には近隣集落を統括する地区の神社の祭礼が始まる。
 おごそかに禰宜さまが出発すると同時に花火の号砲が響く。

                          
 鳥居をくぐって手洗い場でみそぎをはじめる。
 時間がゆっくりなので見物客は少ない。
 模擬店は、射的・金魚すくい・食べ物の3軒しか出ていない。

      
 それでもめげず本殿に向かって行進する。
 これから神事が執り行われる。
 すでに地域の役員は正座して禰宜様を待つ。

                   
 神事が終わると「福引」が始まる。
 いつもは外で行われるが、雨天のため廃校となった講堂で行われる。
 30代・40代の青年30人弱が祭りの運営の中心にいる。
 過去にまったく籤には縁がなかったが、和宮様が卓上コンロを当てる。

   
 フィナーレは恒例の「餅投げ」だ。
 たっぷり餅が用意されているのでみんな15個くらいは最低ゲットしている。

 昨日の集落だけの祭りでさえくたくたなのに、きょうも引き続き運営に携わっているスタッフの疲労は大変なものだ。
 高齢化が間違いなく進むなか、地域の絆の維持もむずかしくなっている。

 それでも、福引や餅投げは子どもや家族の結集をねらっていて、雨にもかかわらず、参加者は500人近くはいたようだ。
 ふだんは人と触れる機会が少ないのに、地元にこんなに人が住んでいることに驚くばかり!?
 

             
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

過疎のつつましい祭礼を担う穏やかな群像

2013-10-19 23:35:57 | 出会い・近隣
 台風の狭間で雨が心配だったがなんとか持ち直した地域の祭礼。
 朝の8時に田んぼに集合して神社の注連縄づくり。
 人出が少ないなかでの、わらをねじる作業はなかなか力が要る作業。
 しかし午前中に取り付け作業も完了する。

    
 近世から続く集落の由緒ある神社だが、山あいの風景に溶け込んでいる。
 午後から神主さんを招来して神事を行う。
 伝説の里・京丸の災害から流れ出た木像がこの集落に漂着し、それを奉っているという。 

                 
 夕方からは「直会(ナオライ)」の食事会が行われる。
 お寿司や手料理及び焼き鳥等の寄付を食べるなか、恒例のビンゴゲームを楽しむ。

                    
 そのうちに、山車が到着する。
 真っ暗な山里の祭りのささやかな光の山車が現れる。
 子どもの姿をなんとか探す。

       
 と同時に、打ち上げ花火が夜空を輝かす。
 穏やかな日本はまだこうした中山間地に生き残っている。
 つつましい集落の面々に笑みがこぼれる一日だ。
 帰宅は夜の10時近くになっていた。

  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サツマイモの葉に騙される!?

2013-10-18 18:07:45 | 農作業・野菜
 落花生の植えてある畝からいつのまにかサツマイモの葉が繁茂していた。
 サツマイモを植えた記憶がないが、ひょっとするとこれはサツマイモも収穫できそうだと期待を持つ。
 太くなった茎を掘り起こしていよいよ収穫だ。

 しかし葉は粋がいいのだが、なかなか本体が出てこない。
 やっと掘り出したのが3本のマジックほどの太さのイモ。

          
 そのうちに太い茎のそばからなんとか2本のサツマイモをゲット。
 フツーなら、籠いっぱいぶんのサツマイモが収穫できるはず。
 
 そうかこれはやっぱり昨年のサツマイモの残りカスから芽が出たんだ。
 落花生の畝全体を凌駕したサツマイモの葉は目くらましの術だった。

                   
 やられた。
 欲に溺れた期待をしたために落花生の成長を遅らしたのは間違いない。
 しょうがないので、大量のサツマイモの葉をナスの畝の隣に並べる。

 雑草を抑えるマルチにするのだ。
 サツマイモの葉を踏みながら癇癪玉をならすとしよう。
 こうして、農的暮らしはときに期待を裏切られることもある。
 でもね、マルチにできるからキミもじゅうぶん役に立つんだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夕飯はオールいただきもので!!

2013-10-17 19:47:28 | 食彩・山菜・きのこ
 毎日の食卓は秋の恵みにあふれていて、胃袋を直撃している。
 近所の長老から「コマツナ」をどっさりいただいた。
 炒め物や味噌汁などに入れたりして毎日少しずついただいている。
 おこわのもち米も以前知りあいからいただいたものだ。

     
 栗ごはんの「栗」は、道草山の栗を拾ったものだ。
 もう栗は終了したが、渋皮煮用の栗も用意されている。
 縄文人は栗を計画的に栽培していたようだが、わが家はただ落ちた栗を拾うだけだ。
 とても、縄文人にはかなわない。

                      
 おかずは「万願寺とうがらし」を炒めたもの。
 シンプルな調理だが、甘味がじわーとやってくる。
 これも友人からボーンといただいたもので、少しずついただいている。
 ありがたい。

 ちなみに、「万願寺トウガラシ」は、京都・舞鶴市の万願寺地区で作られた京野菜。
 大きさがでかいので「トウガラシの王様」と言われているそうだ。         感謝をこめてみなさんいただきまーす。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台風一過、天気晴朗なれど風強し

2013-10-16 20:18:40 | 風景
 昨夜からの台風はそれなりに覚悟もしていたが、進路も逸れて大きな被害はなかった。
 近所の国道沿いの20mくらいの大木が傾いて電話ケーブルに引っかかっているという連絡があり、確認に行く。
 NTTに連絡する。

                      
     
 わが畑ではピーマンやモロヘイヤが傾いた程度で済んだ。
 昨日は台風に備え、寒冷紗が吹き飛ばされないように点検したり、倒れやすいナス・パプリカ・ピーマンの一部を早めに収穫した。

                
 午前中は横殴りの突風でススキがなびいている。          
 しなやかなものは倒れないんだ。

    
 メスグロヒョウモン♀はその風を必死にこらえていた。
 近づいても逃げないでリョウブの枝にしがみついている姿に感心する。

 午後になってやっといつもの静寂な時空が戻ってきた。
 何事もなかったように空は、うららかなスカイブルーに染めあげた。
                           
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レタス・ハクサイの苗をいただく

2013-10-15 22:29:45 | 農作業・野菜
 先日、近所の野菜づくり名人から「レタス」の苗24本をいただいた。
 名人の野菜づくりはやはり丁寧で愛情と人格が苗に反映している。

 中山間地の典型的で朴訥な地元人だ。
 ときどきオイラの生活の様子も尋ねてくれる。
 地元の人はよそものに対しては遠巻きで見ているのが普通だ。
 ありがたい。

    
 さらに、隣の師匠からは「ハクサイ」の苗をいただいた。
 苗ができていたのですぐ植えることができた。
 ホームセンターで買えば数千円もする。

 過疎地にはこうした人のぬくもりが健在なのである。
 社会主義国家・中国では蔓延する拝金主義に対して儒教やキリスト教に頼りざるをえない風潮があるという。
 つまり、国民のモラルの低下が深刻だということだ。

                       

 日本はその大国中国を目標に江戸末期までその思想や道徳を学んできた。
 それを基礎に、日本は近代化=欧米化を奇跡的に成し遂げてきた。
 それは世界(中国)から謙虚に学んできたことにある。
 一方、軍事化の膨張によってその謙虚さを失っていき、アジアから孤立する。

    
 戦後もその構造はあまり変わっていない。
 もう一度、日本は原点に戻らなければならない。
 その原点を知るには、過疎にあえぐ中山間地に行くのがよい。
 すぐ見つからなければ、土を耕し、野菜を育てることだ。

                    
 すると、土はいのちを生み出してくれる。
 しかも、地域のもつ自然と人間とが朴訥のありがたさを教えてくれる。
 名人・師匠からの贈り物に心が潤うのを実感する。
 ここに、もう一つの日本があるのだ。 

           
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カボチャみたいな安納イモを収穫する

2013-10-14 20:53:03 | 農作業・野菜
 今注目の種子島産の「安納いも」を試しに収穫してみる。
 茎を購入するときは「安納いも」はサツマイモのなかではいちばん高かった。

                      
 掘り出してみるとほっそりではなくどっしりとした貫禄がある。
 栽培するのはややむずかしいといわれていたので、収穫できること自体で満足だ。

       
 なかにはカボチャなみのメタボな大きさもあった。
 これは収穫時期が遅かったのかもしれない。

                   
 とりあえず、買い物かご1杯分で作業を止めてみる。
 他のサツマイモより収量が少ないらしいが、このくらい確保できればグーだ。

 ちょうど、焚き火をしていたので蒸かしてみる。
 味はいまひとつ。

 調べてみたら、収穫してから3週間~ひと月後は糖度が増しておいしくなるという。
 初めて栽培してみてつねに不安でもあったが、とにかく口に入ることができたのがまずは何よりだ。
 農的生活はこのドキドキ感が希望と繋がっている。
 
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

畑の砲弾を撤去して食らう!?

2013-10-13 20:18:46 | 農作業・野菜
 40cmほどになった「冬瓜」10本ほどを収穫する。
 来週の地元の祭礼のときの「直会(ナオライ)」の晩餐で調理される。
 猪肉とトウガンを蜂蜜で煮込むのだ。

                         
 それにしても、ひと株から20個ほどのデカイ実をつける冬瓜の生命力に感心する。
 とても食べきれないので周りのかたに引き取っていただいた。

         
 この砲弾のようなズッシリとした冬瓜を収穫してすべて撤去する。
 ありがたい。

 皮は硬いのできれいに削いで小口に切って蒸かしてみる。
 ごまだれをつけて食べる。
 柔らかくて、高齢者にはもってこいの食材だ。

                        
 
                
 サトイモを試し掘りしてみる。
 元気のなかった種もすっかり元気回復してそこそこ子孫を残していた。
 これも地元の直会で「とん汁」の食材として提供できそうだ。

 午後は秋のコンサート(11/9)の打ち合わせ。
 あわただしい秋が疾走する。      
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地滑り現場の工事が着手

2013-10-12 19:26:14 | 風景
 春に起きた近所の地滑り現場にも新しい動きがあった。
 先日の台風にも大きな異常が起きなかったので、一安心していたところだった。
 
  
 向かって左側のてっぺんに重機が見えた。
 命がけの作業だ。
 高所恐怖症でなくとも心臓に悪い。

                    
 よく見ると、右側でも同じように重機が入っている。
 このときばかりは、人間の力ってすごいと思う。
 大昔すでに、このへんで崩落があったそうで、そこに人間が住み始めたという。

   
 災害時、職員が常駐していた監視センターもいまは人影が見られない。
 それだけ状態が落ち着いたということだ。
 そのぶん、工事車両が頻繁に往来している。
 工事は3年くらいかかるらしい。

 「自然を畏れる」という東洋的な感情・哲学をつねに人間は保持しなければならないと痛感する。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする