山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

サツマイモを乾かしたいが

2015-11-20 18:03:17 | 農作業・野菜
 今月上旬ごろには霜の気配があり、一部にサツマイモ畑が枯葉がめだってきていた。
 そのため一気にサツマイモを収穫することになる。
 3か所に農協の直売所から購入した「ベニハルカ」と「安納芋」が植えてある。

     
                               
 「安納芋」の表面は肌色でいっけんサツマイモノイメージではない。
 収穫が遅かったのでずんぐりした巨大芋も少なくない。

               
 焼き芋はなんといっても「ベニハルカ」に期待している。
 昨年は「ベニハルカ」をネットで3回も箱買いしていた。
 今年は量は少なかったがなんとか自前で収穫に漕ぎつけた。

                                   
 まだ「ベニハルカ」を焼き芋にはしていない。
 先に収穫していた「安納芋」を乾かそうとするが、最近の天気が赦してくれない。
 地面近くに一部を保管していたらカビも生えてきた。

 先日焼いた焼き芋を毎日食べているが、昨年の味の旨みにはならない。
 それでもサツマイモの王様「安納芋」はそこそこおいしいのは間違いない。
 明日は晴れる予報なので、よく乾かしてから保存しよう。


   
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秋の尾上ガーデンはサザンカもいい (2015.11.)

2015-11-19 19:48:26 | 植物
 11月の尾上ガーデンはサザンカに風情がある。
 オープンガーデン入り口すぐには饅頭型のサザンカが迎えてくれる。

     
 自生種は白花だが、これは白花の周りにピンクの花びらに囲まれている。
 気品あるたたずまいは、尾上さんそのままの姿でもある。

                          
      
 「サザンカ」は、大気汚染にも強く、耐潮・耐乾・耐火性もあるため都会にも人気がある。
 庭の小路をそぞろ歩きながらサザンカの花びらと戯れるのも一興でもある。

                         
 所によっては、白花と赤花とがうまくコラボしているのを発見するのもおすすめだ。
 中国では「山茶花」はツバキ一般をさすらしい。
 中国ではサザンカが「茶梅」、ヤブツバキが「山茶」という。
          
   
 庭の一部に「木登り菊」が群生している所がある。
 そこだけが黄色の迷宮ワールドとなっている。

               
  
 また、所々に「ツルリンドウ」の花が散在しているのもいかにもにくい。
 これだけの庭を管理していく大変さも伝わってくるが、それ以上に、尾上さんの季節への熱いパトスが心に沁みてくる。
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雨でも七輪で焼き芋昼食だよ

2015-11-18 17:26:51 | 野外活動
 雨模様の昼時、和宮様自身が「焼き芋を食べたいのじゃ」と言って七輪に火をつけ始めたのだった。
 「インドネシア産の安い炭は大きいままで使いにくい」と言いながら、宮様自らデカイ炭をノコギリで七輪に入る大きさに切る。
 昼食は玄関前のひさしの下で七輪を囲んで食べることにする。
 まずは採りたてのシイタケを焼いていく。

                              
 昨日ハンターからいただいた捕りたての鹿肉を塩麹漬けしたのを焼いていく。
 柔らかくて塩麹味がなんともうまい。
 その間に、サツマイモをダッチオーブンに入れて焼き芋の準備をする。

             
 ダッチオーブンの蓋の上にも炭を置いていく。
 1時間弱ほどで蓋を開けてできあがったが、焦げていたのも少なくない。
 炭の燃焼力が強いようで燃焼時間はもっと短くてもいいようだ。


 調子に乗って、もう一回焼き芋をチャレンジする。
 二度目は30分ほどで出来上がる。
今回は収穫した「安納芋」だったが、やはりいま一つ甘さに納得がいかない。
 ただし、ねっとりしたスイーツ味であることには変わりはない。
                           
 ついでに、ミニ芋を直接七輪の上で焼く。
主食はしばらく焼き芋をはずせなくなった。

 贅沢な昼食となった。
 雨でも七輪を駆使すれば焼き芋ができることもわかった。
 これも、和宮様の執念のなせる結果だ。
 




 
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久しぶりに日本カモシカに出会う

2015-11-17 19:24:14 | 生き物
 先週、山の中の道路を運転中、誰かに見られている視線を感じた。
 運転席からひょいと上を見たら、壁面上に「ニホンカモシカ」がいた。
 車を止めてそのままの状態でカメラのシャッターを静かに押す。

        
 カモシカはじっとこちらを見つめて動かない。
 「もののけ姫」の「シシ神」を思い出す。
 きれいな毛並みににつぶらな瞳が魅力的だ。
 春野町でカモシカに出会うのは数年ぶりのことだ。

                        
 おととい龍山町の路上で見た「ヤツワクガビル」。
 人差し指ほどの太さなので、好物のミミズを丸呑みするらしい。
 グロテスクだが、血を吸わないので安心だ。

 夜は雨の予報なので、畝の黒マルチを急いで行い、隣の師匠からいただいた「ミズナ」の苗を植える。

 フランスでのテロが連日報道がされているが、かつての欧州の「十字軍」が異教徒イスラムを迫害した歴史的事実を忘れている。
 そのうえ、中東・アフリカを植民地支配して富を収奪してきたことが真の原因であることをふまえなければならない。
 そうしたうえで、テロの誤りを糾弾する視点が必要だ。
 
 
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お土産付コンサート

2015-11-16 18:14:12 | 市民活動・まち育て
 一昨日お寺で行われた地域の「里山コンサート」の参加者には、初めての試みだったがお土産が配布された。
 3軒の若手お茶農家からそれぞれ独自のお土産内容を考えてもらった。
 八十八(ヤソハチ)農園のお土産にはメッセージカード入りが入っていて、特産物のお品書きが書かれていた。

        
 内容は、「山の紅茶」「角切り椎茸」「ぶどう山椒」の三種類。
 こうした説明があるのはありがたい。
 八十八さんの真摯で優しい人柄が出ている「お品書き」だ。

               
 茶木の「ふじみどり」から作った和紅茶。
 ときどき擦ったショウガを入れて熱い紅茶をいただいている。

                             
 粗挽きした山椒にしてくれるとさらに使いやすい。
 近所の農家ではこの「ぶどう山椒」を京都の一流料亭に出荷しているという優れもの。

          
 「角切り乾しシイタケ」をカレーに入れたら、ほんとうに肉と間違えるほどの食感がある。
 これは新たな商品になる。
 とにかく旨いし、シイタケらしい食感が広がっていく。

 初めての取り組みだったが、このお土産は楽しみだ。
 お土産を出品する農家が増えていくとますます面白くなっていく。
 

 
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雨後の龍山村を往く

2015-11-15 20:33:23 | 旅行・散策
 ついさっきまで雨だった。
 かつては銅山採鉱で繁栄していた天竜区龍山町を歩く。
 つり橋の「峰の澤橋」を揺れながら渡ってみる。

      
 天竜川は周囲の秋の山々を映し出す湖面となっていた。
 案内は森林コーディネーターの新人4期生でこの辺の出身者がすべてを行う。
 川向かいの国道は紅葉詣でで車の往来が頻繁だったが、反対側のここの裏街道は車があまり通らない。

                         
 道路の利用者は旧「峰の澤銅山」周辺に住む一部住民だけだという。
 ハンターに出会った。
 シカを追って川までシカを追い詰めたそうだが、逃げられたという。
 ときには熊も出没することもあるという。

     
 この時期で目立つ赤い実は、「ガマズミ」をはじめ、フユイチゴ・サネカズラ・ノイバラ・ナンテンも確認した。
 以前この道は雑草や落石も多くて通行したくない道路であったが、今はきれいに整備されていた。
 雨天模様で「散策会」参加者は十数名だったが案内人による地元情報がどんどん出てくる収穫があった。

             
 さらには、雨を考慮してルート資料をビニールシートに入れて配布してくれた。
 「スズメウリ」も散策会で初めて出会う。
 きょうは雨プロで急遽歩くルートをここに変更したが、このように意外な見どころがあるのも発見だった。
 この裏街道は日陰気味だったこともあってシダやコケが豊富で、石垣がびっしりそれで覆われた自然レイアウトが素晴らしい。 

                         
                              
 往来が少ないことも植物が豊富になった理由でもある。
 忘れられた世界に貴重な輝きがある。

 誰かが仕組んだバーチャルな消費世界にメディアも加担してしまっている。
 そんな情報に洗脳された大衆は列を組んで群がってしまう。
 やはり、自分の足元の宝を発見する視座を磨くのが大切だ。
 そんなとき、ささやかな「森林散策会」の世界は貴重な場ではないかと、あらためて痛感する。
 
 
 
     
 
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「里山コンサート」を支える参加者と応援団

2015-11-14 22:16:58 | アート・文化
 午前中にお寺の法事が終わり、午後の本堂はコンサート会場となった。
 ボーカルの「一江(ヒトエ)ウタカ」さんが紡ぐ歌声はお寺のたたずまいとぴったりとしていた。
 サウンドエンジニアの「ワタル」さんの演奏も自然と人とをつなぐメロディーを生み出そうとしている。

     
 土といのちを大切にしている二人は、無農薬の畑を育て雑草もむやみに排除していないという。
 先日キャベツの苗をあげたところ、今は立派に結球してきたという。
 ウタカさんもハーブ栽培を続けながらその製品化をすでに実現している。

                     
 お弁当には、髪振り乱して栗の皮むきに奮闘した和宮様の渋皮煮・栗ご飯が出されていた。
 また、スタッフの松本さんが近所で釣ってきた百数十尾のアユも提供され天ぷらとなった。
 同じく、有機農法で初めて収穫した米によるご飯はUターンのケイスケくん。
 肉付きのいいイノシシを仕留めたハンターからいただいたワサビつきイノシシ肉。

                              
 さらには、スタッフの強引な要望を受け入れてくれたお弁当屋ミツワさんの協力も大きい。
 お寺の横ではお茶の提供やお弁当の手配にふんばる軍団も控えていた。
 雨であることをつい忘れる空間がここにある。

         
                       
 応援団の直売所では、北野婆っぱの手づくりコンニャク・ハヤトウリ粕漬、オルセットさんの手づくりパンも完売。
 道草庵農園の栗の渋皮煮・キクイモの味噌漬けも完売。
 また、無農薬の有機野菜も好調な売れ行きとなった。

 音楽・景観・買い物・お弁当と4拍子揃った楽しみを味わえる「里山コンサート」。
 リピーターが4割を超えるこのイベントも尾上さんという過疎でも心豊かに生きようとする情熱がそこにあるからだ。
 それに共鳴する応援団の存在のささやかさが光る。

                        
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明日の里山コンサートはお寺で

2015-11-13 19:20:18 | アート・文化
 いよいよ地元の「里山コンサート」が明日となった。
 天気予報は雨80%なので、会場は尾上邸庭から近くの長命寺に変更となった。
 参加者はきょうの段階でほぼ100名弱、スタッフを入れて130名規模のコンサートとなる。

      
 尾上邸の庭の制作途中だった舞台は残念ながら中断となった。
 午前中に集まったスタッフは軽トラック4台にテントや机などを積み込んでお寺に急行。
 コンサートは本堂内で行い、外のテントでは地元の売店が出る。
 

 お寺本堂内でのコンサートは昨年は大好評だった。
 お寺の前向きな姿勢がありがたい。
 きょうのスタッフの昼食も手作りで用意され、明日のお弁当も楽しみになっている。
 尾上邸の庭の風情も秋を愛でる魅力だが、雨のお寺の風情もなかなか絵になる。


 連日報道される殺伐とした事件の数々は、日本人の品性がますます後退し、社会貢献しない企業の体質の劣化がはなはだしい。
 こうした現象を生み出した政治の責任はどこにあるのだろう。
 大衆も口当たりいい薬に現実を見る目が麻痺させられてきた歴史が続いている気がしてならない。

 そんなとき、手弁当で準備運営してきた「里山コンサート」の存在は小さいが大きな希望を内在しているように思う。
 


 
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原木シイタケも着実

2015-11-12 19:43:30 | 食彩・山菜・きのこ
 先日の雨のおかげで、コナラのほだ木からシイタケがニョキニョキ出てきた。
 肉厚で傘が開ききっていない「どんこ」状のものがうまい。

      
 やはり生したけがうまい。
 毎日のようにその成長ぶりを見るのが日課となった。

                      
 さっそく七輪を出して炭で焼く。
 火力が強いので遠火で焼くのがいい。
 醤油とみりんにつけてもう一度七輪の上で焼く。

       
 食べきれない分は天日干しする。
 さらに掘りごたつに入れておくとほど良い乾燥シイタケとなる。
 しっかり乾燥させないとカビにやられる。

 このところ、汁物にはシイタケが必ず入るようになった。

 サツマイモはきょうでほぼ収穫を終える。
 後半に植えた苗からのサツマイモはさすがに小さかったので作業を中断する。
 和宮様は週末の「里山コンサート」の準備で今週は目いっぱいの忙しさ。
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道草山に光を入れる

2015-11-11 17:51:12 | 屋外作業
 昨年、わが道草山の半分を皆伐した。
 そして先週に残りの半分の皆伐を終了した。
 それも、若き林業家の中堅シンちゃんがひとりでやり切ったのだ。

    
 山にはテレビや電気のケーブルがすでに樹木と接していたが、ケーブルに倒れないよう完璧に成功させている。
 その速さと技術力にはただただ感心するばかり。
 オイラひとりではとてもやりきれない。

            
 栗だけは残したが、おかげで空間ができて陽が当たるようになった。
 ここはむかし、お茶の草刈り場だったそうだ。
 つまり、ススキなどの草の山でそれを刈りとってお茶の有機肥料にしていたわけだ。
 
                            
 今ではそういう農法をやっている地域は稀となっている。
 しかし、大量生産の行く末は価格の下落となってしまった。
 いまとなっては高齢者ばかりの現実は後戻りもできないでいる。

 そんななかで、陽当たりを確保した家も茶葉も厳しい現実は変わらない。
 
 
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