山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

コンニャクの矯正

2021-05-11 20:55:28 | できごと・事件

 コンニャクを植え付けようとしたら、管理が悪かったようで芽が逆向きに伸びていた2本があった。それをポットに入れて下に向いて伸びた芽を上に矯正しようと試みる。

      

 5日くらいすると、下に向いていた芽がついに地面と平行になった。太陽といい、生命力といい、自然のもつエネルギーはすごいもんだ。これは何とかなりそうだぞと様子を見ることにする。

                     

 それから数日後、シカの角のように先端は空に向いてきた。勝利のガッツポーズにも見える。まもなく畑に植えられるぞと希望がやってきた。捨てないでよかったと安堵する。

                     

 かたちが万歳状態になったので、畑に植えることにする。さすがに根元までは真っ直ぐにはなっていない。目標は真っ直ぐだがこれは時間がかかりそうだ。

               

 種の大きさは2年生状態だったが、本当は3年生だったかもしれない。なにせイノシシがコンニャク芋を目当てに侵入してくるのでつい放任状態にしてしまったのだった。今のところ、イノシシは来ていないようだが、今度は「アナグマ」が芋の周りを掘り出すことが多くなった。それを当局に相談しても今はコロナで忙しそうで門前払いだ。他の芋も植えつけたら周りに柵を作るしかないのかなーとため息ひとつ。      

 

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トマトは半分だけよ!?

2021-05-10 22:23:54 | 農作業・野菜

 苗を確保していたのでトマトハウスを作ることになった。今年は諸般の事情から少なめの苗にしたが、小さいハウスを作ろうと骨組みを作る。毎年この時期、突風でハウスが飛ばされることが絶えないので、最近は単管を埋め込んでいる丈夫なフェンスに寄せて建設している。しかし、昨年の屋根のビニールが破れ放題になっていて修復不能と判断し、新たなビニールにしたが、幅が半分しかないのがわかった。

  

 そのとき、強風が吹き始めてやめようかと思ったが、風が止んだときだけ作業をしながらなんとかその半分のビニールを取り付ける。午後になって続きを始めたが強風はますますひどくなってきたので中断を決定。遠州の風は侮れない。ハウスごと飛ばされないよう支柱を埋め込み結束して補強をしておく。ビニールのパタパタの音が強烈で破れそうなので、パッキングで所々を止め、後日再建に挑むしかない。トマトの植え付けはお預け状態。やれやれ。

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母の日プレゼントにクロワッサン

2021-05-09 21:20:19 | 特産品・モノ

 娘から母の日プレゼントが届いた。内容は冷凍のクロワッサンだった。じつはクロワッサンは父の好物なのだ。中山間地にいるのでうまいクロワッサンと出会うのは数年ぶりだ。都会にいたときはわざわざ立川まで買いに行ったことがあるほどだった。贈られたクロワッサンは、プレーン・メイプル・よもぎ・チョコ・抹茶味が2個ずつ入っていた。まだ全部を食べてないのでどれが気に入ったかコメントできないが母はプレーン味、父はよもぎ味が好感度を得た。

  最初にチョコとよもぎ味を食べる。懐かしい味だった。製造は福岡に拠点がある「三日月屋」。原材料にこだわりを持った職人による手作業で作られていると同時に、「外はパリッと、中はもっちりとした」食感が素晴らしい。

            

 食べ方は、自然解凍を2時間ほどしてからオーブントースターで軽く焼き、2分ほど常温で冷ましてから食べるのが良いと説明書では強調されていた。しかし、早く食べたかったので冷凍したままオーブントースターで焼いてしまった。それでも、十分焼き立ての風味はあったので、説明書通りであればもっとうまいということになる。

 都会にいる娘とわが山里との距離はかなりあるが、時空を超えた娘の配慮にまた頭が下がる。この距離感が今のところいいのかもしれない。コロナ禍の深刻な侵攻の中ではいっそうその意味がある。

 ついでながら、都会中心主義の破綻がいろいろな意味で明らかになってきた現在、田舎に住むという農的生活はこれからの日本にとっても国民ひとり一人にとっても喫緊の選択だと思う。そこに生きる意味の本源があると一方的に思う親だが、それは娘に伝わるだろうか。おっととっと、その前に「ごちそうさまでした。ありがとう。」だよね。       

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久しぶりの「サカハチチョウ」

2021-05-08 22:25:00 | 生き物

 庭いじりしていたら、小さいモンシロチョウくらいの蝶が飛んできた。飛んでいる姿からすると、派手な模様があるのがわかったので、これは珍しそうだとカメラを向ける。しかし、なかなか止まってくれない。近くに水たまりも花もなかったので、日向ぼっこがしたいようだった。しばらくして石の上に止まるがすぐ飛び上がるのでカメラに収めるのに苦労する。

                 

 模様から同定すると、「サカハチチョウ」(タテハチョウ科)の「春型」だった。「夏型」は白い「逆さ八」字模様があってわかりやすかった。夏型は6~7年前にはよく見た記憶があったが、春型ははっきりした記憶はなかった。小さくて飛ぶのが速いので目に留まらなかったのに違いない。

     

 春型と夏型との模様が違うので混乱するが、翅の裏側のアバンギャルドな模様はほぼ同じだ。翅の裏も表も「逆さ八」の字があるが、春型の表翅はわかりにくい。幼虫の食草の「コアカソ」が最近あまり見なくなりそれが影響しているのか、サカハチチョウの数が減少しているらしい。晩春の里山の代表であるサカハチチョウよ、夏もぜひ来て「ちょう」だい。そして、白い「逆さ八」の字をしっかり見せて「蝶」だい。

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玄関前のド根性イチゴ

2021-05-07 21:18:10 | できごと・事件

   畑のイチゴ畑は全滅したというのに、玄関周辺のイチゴは野生化している。地面は硬く肥料もやっていないほったらかし状態なのにとても元気なのだ。その一部がなんと玄関前に進出しているというのだ。玄関の出入りにはこのイチゴを跨がなくてはいけない。なんども踏みそうになった。

     

 そのうちに実が赤くなってきたので取りあえず下敷きの紙をおく。放任状態なので実はやはり小さい。しかしまもなく、実の下側が腐ってしまった。もう少し前で収穫しとけばよかったのかもしれない。それでも青い小さな実が二つあるので次回はそれに希望を託すしかない。

                  

 くやしいので農協の直売所に行く。「あった! あった!」 400円弱のイチゴは売り切れていたが、200円のイチゴが2パックだけが売れ残っていた。もちろん、買い占める!! ?   今夜の夕飯もイチゴが主食だった。

 

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インゲンを植え付ける

2021-05-06 21:31:50 | 農作業・野菜

 和宮様お気に入りのインゲンをやっと植え付ける。種をポットに撒いて育ててきたインゲンがなんとか葉を伸ばしてくれていた。葉はハート形であるのは好感度ばっちりだが、一部に縮れた葉の苗があったのでそれは破棄させてもらった。

     

 ツルありインゲンなので、細身の竹を用意する。裏山で調達したがそれでも足りなくて近所の竹林から補填する。30本以上はあったと思う。手ごろな竹を準備するのもけっこう大変だが、これを市販の支柱でやると経費は馬鹿にできない。竹林の管理を兼ねて利用することにこだわりたい。農業をすることが周りの自然環境にもプラスになるようにするのが「里山」の思想でもあるからだ。今様の言い方をすれば、「SDGs」の実践につながることだが、「SDGs」そのものの発想は新しいもんではないけど。

 

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闖入してきたスズメバチの女王

2021-05-05 21:38:29 | 生き物

 昨日のこと。布団を外で干し終わってから家の中に取り込む。夜にそれを敷いているときだった。和宮様の叫び声がした。何事かと近くに行くと、「黒い大きなハチが飛んできたんじゃ。気をつけなされ」とおっしゃった。すぐさま、強力な殺虫スプレーをもって現場に行く。蛍光灯の明かりのそばにいたのでさっそく噴霧するとすぐ一匹が落下した。オオスズメバチくらいの大物だった。前胸には「ハ」の字の黄色い紋があった。

    

 その下の後胸には4つの黄色い紋があった。ハチ全体が黒いのでクロスズメバチかアシナガバチかと見当をつけたがわからない。すぐに、当局の「非有識者委員会」に尋ねてみたらけっこう同定に難航していたようだ。というのも、頭部も腹も黄色というより黒に近い。ふつうのハチより大きいので「女王蜂」のようだった。

            

 顔を見たら、鳥のような顔でかわいい。眼が黒く、体は毛深い。口はさすがに鋭い。そのうちに、「非有識者委員会」から連絡が入り、どうやら「キイロスズメバチ」の女王蜂のようだという。ハッキリ断定しないところはいつものとおり責任回避を心得ている。

      

 同定を難しくさせたのは、やはり腹の黒色だった。キイロスズメバチといえば、全身が黄色地のはずだ。それが黒が地色だったので混乱を招いたらしい。スズメバチの中でも戦闘的な集団であるのは間違いないので、すぐ処置できたのは良かった。ただ、なぜスズメバチが侵入していたのかがわからない。布団といっしょに入ってきたとしか考えられない。でかいムカデも家の内外で出てきた。きょうの雨でヤマビルも出番となった。これからいよいよ害獣どころか害虫たちとの攻防も始まった。

   

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200円のイチゴの誇り

2021-05-04 22:18:45 | 特産品・モノ

 先日、農協へ行ったとき200円のイチゴがあったので有無を言わさず買ってしまった。今までは400円くらいのイチゴがこの生産地域の平均的な価格だ。都会だと500円前後はするに違いない。今まではわがエンゲル係数が高い家計からはなかなか手が出なかった。それが半値で買えるとなるとあさましくも買い物かごへ2つも入れてしまった。形や大きさは不揃いではあるものの、じゅうぶん美味い。

 その後、とあるスーパーの産直では162円のイチゴがあった。これもさっそく拝むように手を出してしまった。しかも、それらの味はそこそこの旨みが確認できたのだった。貧乏人のサガか居直りかはわからないが、これで十分納得のいく味だった。おかげで、イチゴが腹いっぱいの主食とすらなったというわけだ。庶民のささやかな喜びがこんなところにも輝くのだ!?

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実生のロウバイ10株を植える

2021-05-03 21:44:29 | バタフライガーデン

 バタフライガーデンは三面の構成となっていて、斜面にある「一面」はサザンカやハナモモなどの低木とフジバカマなどの草本を植えてきた。おおまかにその植栽はひとまず終わりにしていよいよ「二面」に取り掛かる。まずは、実生で育ててきた「ソシンローバイ」10株を植える。実家にあったローバイの種から採取したものだ。ここまで3年くらいはかかっただろうか。「三面」はまだ茶木の抜根が終わってないため手つかずだ。

   

 そこで登場したのが助っ人の山猿さんだ。ロウバイの植栽の殆んどをやってもらった。さいわい、土壌も柔らかかったのでやり易かった。ロウバイもまだ30cmほどなので山猿さんの助言を受けて支柱をする。午後は風が強くなったのでやっといて良かった。

               

 山猿さんはちょうど自分の山でも同じような作業をしていたので、自分からどんどん作業を進めていく。相変わらず手際が良いしスピーディーだ。とても重症な癌患者だったとは見えない。のろまのオイラはその歩調をカバーするのに間に合わない。

 

    

 「二面」の植栽着手を記念してお昼に赤飯を炊く。おかずは鶏の手羽肉とゆで卵のポンズ煮だ。もちろん、和宮様じきじきのお手製のものだった。気圧の変化で体調もいま一つだった和宮様の渾身の手料理だったので、うやうやしくいただく。おもわず、お代りしてしまう。

                  

 今回もドラム缶コンロを使う。焼き芋は焼き過ぎてほぼ惨敗、海老はなんとか焼いて食べる。抜根した茶樹を薪にして少しずつ燃やしていくが、午後は風が強くなってきた。なので慎重に燃やしていく。二面は三面のユンボの通り道になるのでまだ全面的な植栽はできない。きょうはユンボの通り道を避けながら植栽を行っていった。助っ人の山猿さんの記念像を立てなきゃなるまいと思案する。キムジョンイルなみの銅像にしようかー?

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オーソドックスな角型の消火栓蓋

2021-05-02 21:52:24 | 路上観察

  先日、浜松市内で角型の消火栓蓋を発見。黄色地にしているのは新しいのかもしれないが、デザインがレトロな感じがする。周囲に一重の水玉模様というシンプルなデザインを配置し、その中央に斜め格子模様があり、下側に「消火栓」の文字がある。消火栓の文字の上方の枠には、自治体の名前が入ることが多いはずだったが、なぜかここは空欄で格子模様だけになっている。

                 

 掛川市の例では、「消火栓」の上に市名があり、さらにその上に「市章」がほどかされている。これがよく見られるパターンなのに、今回発見した消火栓蓋には、市町村名も市章もない。きっと理由があったに違いないがそのへんの事情がわからない。浜松市との合併問題が予測され、あえて入れなかったのかもしれないと勝手に想像する。こんな道路の蓋にも風雪の歴史があることを予感する。(掛川市の蓋は、日本マンホール蓋学会HPから)

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