マイウェイ 12,000キロの真実
2011年/韓国
人種問題以前の問題について
総合 50点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
『聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-』(成島出監督 2011年)は海軍の物語であるため、直接的な軍人同士の戦闘を目撃することを避けられた分、確かに本作の地上戦の‘泥試合’には迫力を感じた。
しかし本作の見どころはこの‘泥試合’だけだと言っても過言ではない。同国人でありながら、私は主人公の長谷川辰雄に全く共感出来なかった。例えば、マラソンの日本代表を決める選考会において、キム・ジュンシクが優勝したにも関わらず、他の選手の妨害をしたとして失格にされて繰り上げで辰雄が優勝することになるのであるが、何故か辰雄はその場に立ちつくしたまま事の真相を探ろうともしないために、ジュンシクに負けたことによるショックのためなのか、あるいは国が決めたことに対して何も言えない自分自身の不甲斐なさに嫌気が差しているのかがはっきりしない。
皇軍の誇りを名目に、部下に対しては死をも厭わないように強いていた辰雄が、何故ソ連軍の軍服の着用を断固として拒絶して死を選ばなかったのか、その心の推移が上手く描けていないと思うし、そもそもジュンシクの決闘を始め、数々の死闘に遭遇していながら、数日ほどで全快してしまう辰雄の超人振りは感動以上に笑いが込み上げてきてしまった。
物語の軸となるはずのマラソンは約60年前のものであるが、それにしても走者の速度が遅過ぎるために、CGが使用されている戦闘シーンの迫力に、アナログで撮られている競走シーンが見劣りしてしまっている。せめて『炎のランナー』(ヒュー・ハドソン監督 1981年)ほどの描写力が無ければ、ラストシーンに感動は生まれないと思う。
アンガールズ山根さんの名誉毀損=「強姦された」、女逮捕―大阪府警(時事通信) - goo ニュース
アンガールズのもう一人である田中卓志は最近になって“きもカワ”ではなくて“キモイ”
として再ブレイクしている中、山根良顕にとっては不運な問題を抱え込んでしまい気の毒
に感じる。自称パート従業員の河本順子に強姦罪で刑事告訴された以上、そのような
事実が無いならば名誉毀損で告訴するしかないのであるが、告訴したとなると今回の
ように真実が明るみになり、強姦はしていなくてもデリヘル嬢を頼んでそのような行為は
あった事が知られてしまい、“キモイ”のレベルが笑えないところまで上がってしまうからで、
男ならば誰でもしていることではあってもやはりイメージダウンは避けられないと思う。