マジック・ツリーハウス
2011年/日本
君臨するドラえもん
総合 0点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
『マジック・ツリーハウス』という児童文学は子供たちを様々な歴史に誘うきっかけ作りとして書かれたものだと思う。そのような読書の促進という性格の原作と映像化が合っていないように感じた。
読書家で慎重派の兄のジャックと、冒険好きで行動派の妹のアニーの2人の主人公の時空旅行は、恐竜の王国、中世のお城、ボンベイの街、海賊船へ向かうのであるが、全く‘リアリティ’が感じられなかった。その理由を考えてみると、日本には「ドラえもん」という強烈なキャラクターが君臨しており、危険な場面に遭遇した時には、寧ろ特殊な道具を駆使出来るドラえもんの方に‘リアリティ’を感じるからだと思う。‘丸腰’で修羅場に赴くために、読書家で慎重派のジャックがボンベイの末路に関してよく分かっていないというストーリー展開の無理が生じてしまっている。
しかし子供向けに制作されたものではあろうし、‘妹萌え’の男性も楽しめそうな内容ではあるから、敢えて評価は差し控えておきたい。
立場わきまえろ…「平清盛」酷評知事に批判殺到(読売新聞) - goo ニュース
8日に始まったNHK大河ドラマ「平清盛」の視聴率が低かったことについて、兵庫県の
井戸敏三知事は10日の記者会見で、「鮮やかさがなく、薄汚れた画面ではチャンネルを
回す気にはならないというのが第一印象」と述べた他に、「うちのテレビがおかしくなった
のかと思うような画面だった」と、色彩を抑えた映像などを批判し、さらに、「時代考証は
史実に忠実にするとの方針は聞いているが、時代考証を学ぶために見るのではない」とし、
「公家社会打破のエネルギーや、日本の将来を先取りした人物像を正面に据えていただき
たい」と注文を付けた。もちろん「時代考証を学ぶために見るのではない」としても大河ドラマ
は「兵庫県の観光PRのために制作されているのではない」という意見はもっともであり、
このような混乱が生じている原因は、地デジによる高画質のせいで“薄汚れ”た感じが
はっきりと見えてしまうからであり、そういう意味では確かに“テレビがおかしくなった”のだ。