フライトナイト/恐怖の夜
2011年/アメリカ
大人になる通過儀礼としての‘ヴァンパイア’退治
総合 80点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
本作が『トワイライト』シリーズのような単なる‘ヴァンパイア’作品ではないことは、本作の監督が『ラースと、その彼女』(2007年)という‘オタク’をテーマにした作品を撮っているクレイグ・ギレスピーであることから想像がつく。
主人公のチャーリー・ブリュースターはエイミー・ペーターソンという美人のガールフレンドができて、幸せな学園生活を送っているのであるが、時々、エド・リーなどの友達と一緒に‘コスチュームプレイ’をして遊んでいた頃のヴィデオを見て懐かしく思い出したりしている。
ガールフレンドが出来るということは、チャーリーは女性を丁寧に扱えるという意味を表すのであるが、チャーリーと敵対することになる隣人のジェリー・ダンドリッジはヴァンパイアという性格上、女性の扱い方を知らず女性を傷つけるだけの、言わば究極の‘オタク’である。そしてそのような2人の間に位置する人物が、女性とは関わっているものの、優しく出来ないヴァンパイア‘もどき’のピーター・ヴィンセントである。
‘ヴァンパイア’物語の背後に隠されたメッセージは、‘オタク’が大人になる時の通過儀礼としての異性に対する柔軟な態度の習得なのであり、チャーリーは血を吸うことしか能がない‘オタク’の帝王としてのジェリーを倒すことで、ようやくラストでエイミーとベッドの上で‘結ばれる’のである。
岡本夏生がボディコン姿で登場 - "バブルキャラ"で「天下を獲った!」
“バブル”の恩恵を被った人は岡本夏生に限らず、石田純一などもよく、「もう一度バブル
は来る」と言うのであるが、一体「生きているうちにもう1回バブルは来ると信じてます」と
断言できる根拠はどこから来るのか訊ねてみたいものである。しかし確かに岡本夏生の
ライバルはもはや存在しない。そんなバカを演じるだけの体力が残っている人間は独身の
岡本以外いないからであり、“あやまんJAPAN”はマネはできないと思う。“あやまんJAPAN”
の主力メンバーは3人ともに高学歴であるために知性が邪魔してしまうであろう。ところで
私は昨年末から平愛梨が急にバラエティ番組に露出が多くなった理由が気になっている。