瀬戸内少年野球団
1984年/日本
I am not an American boy.
総合
80点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
校庭で玉音放送を聞き、当時の記録フィルムが映し出された後、昭和20年9月の淡路島にある江坂町国民学校の初等科5年男組の生徒たちが担任の中井駒子先生の指示に従って、初等科国史や国語の教科書の不適表現箇所を墨で塗りつぶすところから始まる物語は、タイトル通りにやがて敵国から教えられた野球を巡ることになるものの、ラストシーンをどのように受け止めればいいのか観るものによって解釈は分かれることになるだろう。
波多野武女が船で島を離れる時に、バラケツというあだ名を持つ正木三郎が一人で田端義夫の「かえり船」を歌いながら見送った後に、教室では中井駒子が英語を教えている。駒子の後について全員で「I am an American boy(僕はアメリカ人の少年です)」というフレーズを再誦する中、級長の足柄竜太だけは絶対に自分は‘アメリカの少年’にはならないという密やかな抵抗を試みるように黙ったままでいる。
やがて「In The Mood」と共にエンドロールが流れるのであるが、「In The Mood」は唐突におわり、再び「YOUの会」のメンバーの名前と共に流れる曲は「In The Mood」に原作者の阿久悠が詞を付けたクリスタルキングの「瀬戸内行進曲」で、それはまるで‘ベースボール’を‘野球’として受け入れたことと符合し、竜太や三郎や、駒子の言いよどみによる抵抗も虚しく日本人は‘アメリカの少年’になる道を選ぶことになるのである。
板東英二さん「ふしぎ発見」降板 TBSの事実関係確認要求に説明なく(産経新聞) - goo ニュース
たまたま日本テレビで放送されていた「一生考えない事を30分だけ真剣に考えるTV」と
いう番組を見ていたら、芹那と山路徹と「おぎやはぎ」の小木博明が「野々村真の芸能界
でのスタンスについて」というお題で議論していた。私は野々村真の芸能界でのスタンス
よりも、3人のそれぞれ自身の芸能界でのスタンスを考えた方がいいとは思ったが、それは
30分だけ真剣に考えることではなくて絶えず考えなければならないとそれぞれ自覚して
いるはずだから問わないのだと考え直した。確か3人の出した結論は「無難だから」という
ことだったと思うが、確かに同じクイズ番組「世界ふしぎ発見」に出演していた板東英二
の約7500万円の申告漏れの不祥事と開き直りを勘案するならば、人格そのものが平均に
落ち着く野々村真の“無難さ”はテレビの出演者として、ある種の才能なのかもしれない。