MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

役にたたない専門家

2013-03-30 02:14:32 | Weblog

オセロ中島、活動休止理由は「会社と相方」 全真相を赤裸々告白(ORICON STYLE) - goo ニュース
オセロ中島無断TV出演に松竹芸能が遺憾(日刊スポーツ) - goo ニュース

 松竹芸能は「オセロ」の中島知子から専属契約解除の申し入れがあったが、再考を促した

ことを明らかにしたようだが、不思議なことは事務所に無断で出演したテレビ朝日系で放送

された「ワイドスクランブル」において中島が、今後の仕事について「仕事はもうすぐにやらせ

てもらいたい。これからは一からやり直すという意味で、新しい自分を見せていただきたい」

と語っていることで、事務所を辞めると言いながらどのように仕事をするつもりなのかがよく

分からないことである。確か中島を診察していた医師は苫米地英人で、中島は洗脳が

解けたという話をしていたはずなのだが、一体どうなっているのだろうか


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『アンナ・カレーニナ』 100点

2013-03-30 00:44:34 | goo映画レビュー

アンナ・カレーニナ

2012年/イギリス=フランス

ネタバレ

社交界という‘舞台’について

総合★★★★★ 100

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 冒頭のアンナ・カレーニナの兄であるオブロンスキーの髭剃りのシーンから‘舞台上’で行われる本作は、その後、何度も舞台を様々な形で意図的に出現させることで、模型の列車と共にある規則があることを暗示させる。
 オブロンスキーの度重なる浮気に嫌気が差していた妻のドリーを慰めにモスクワを訪れたアンナはヴロンスキー伯爵と出会ったことから人生の歯車が狂い出す。オブロンスキーの義理の妹であるキティもヴロンスキー伯爵に夢中で、キティのことを密かに想っていたコンスタンティン・レヴィンは一度は失恋することになる。ここで重要なシーンは、‘舞台’の背後が開き、自身の所有地の農場にレヴィンが出て行くところで、この時レヴィンは‘舞台’から‘降りる’ことで自身の人生を見つめ直す機会を得るのであり、やがてレヴィンはキティの心を射止め、彼女も‘舞台’から‘降ろし’、貴族のルールに囚われなくなったキティはレヴィンの兄夫婦に対しても偏見に惑わされない優しさを示すことになる。
 さて、肝心のアンナなのであるが、彼女の不幸は夫のアレクセイ・カレーニンとヴロンスキー伯爵の貴族としてのルールに翻弄されてしまうところにあり、例えば、ドリーのように夫の浮気に寛容になることで貴族としての体裁をかろうじて保つことも、あるいはレヴィンとキティのように貴族のルールから抜け出すことも出来ずにいる。アンナはヴロンスキー伯爵が彼の母親と一緒にいるのかどうか確かめるために列車に乗り、行き着いたところは‘舞台’なのであるが、そこは‘表舞台’ではなく、動く者がいない倉庫のような‘舞台裏’だった。もはや自分が必要とされていないという恐怖に苛まれたアンナは走っている列車に無理やり乗り込もうとする。以前ならばおもちゃのように利用していた‘列車’はその時、凶器と化しアンナは轢かれて死んでしまうのである。
 ラストシーンは、ようやく息子と娘と共にアレクセイ・カレーニンがのどかに草原でくつろいでいるように見えたのであるが、その草原はやはりあくまでも‘舞台’の上にあるのだ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする