劇場版「とある魔術の禁書目録-エンデュミオンの奇蹟-」
2013年/日本
魔術と科学を繋げる歌の弱さについて
総合 50点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
まさに本作の‘軸’となる、地上と宇宙を繋げる学園都市製宇宙エレベータ「エンデュミオン」はオービット・ポータル社の社長のレディリー=タングルロードが中心となって建設されているもので、2004年の新海誠監督の『雲のむこう、約束の場所』において‘軸’となっていた「ユニオンの塔」を思い出させるのだが、地球と宇宙を繋げるというイメージはSF作品においては昔からあるものであろう。作品冒頭の旅客機事故において乗客88人が助かったという話は『フライト』(ロバート・ゼメキス監督 2012年)とかぶったりもしているが、本作では機長の死が後半のストーリー展開に重要な役割を果たすことになる。
「科学サイド」と「魔術サイド」の攻防がメインストーリーとなるはずの本作は、不老不死に悩むレディリー=タングルロードが、「科学サイド」と「魔術サイド」の両者を凌駕する鳴護アリサの歌の力によって自殺を試みようとするのであるが、レディリー=タングルロードはかつて自殺を試みており、それが作品冒頭の航空機事故である。その機長を務めていた父親だけが事故で亡くなり、秩序維持部隊「黒鴉部隊」のリーダーであるシャットアウラ=セクウェンツィアは復讐を果たそうとするのであるが、鳴護アリサとは実は姉妹のような関係であることが明かされる。
エンデュミオン開通キャンペーンのイメージソングとして大抜擢される鳴護アリサの曲がそれほど良いとは思えなかったし、主人公の上条当麻がシャットアウラ=セクウェンツィアを殴るシーンがあり、いかなる理由においても、例えアニメーションであっても女を殴れる男は信用できないのであるが、それぞれのキャラクターを活かすには90分という上映時間は余りにも短すぎると感じた。
問題だらけの“生活保護”報道 民放キャスターは小野文恵アナの爪の垢を飲めっ !(gooニュース×GALAC) - goo ニュース
生活保護に関する報道の問題は以前から指摘されていて、その一つとして不正受給では
ないものの、生活保護費を貰うなり飲酒やパチンコに費やすというごく一部のモラルが欠落
した人たちをクローズアップする結果、保護を受けることが怠惰というイメージにつながって
しまうことで、もう一つの問題は、モラルが欠落している人たちは、ネガティブな報道をされた
としても全く意に介することなく、相変わらず酒を飲みパチンコにも励むだろうが、真面目な
人たちほどテレビの「生活保護バッシング」による事態の深刻さに思い悩み、世間体を気に
して必要であるはずの生活保護を敢えて受けないというパラドックスが生じてしまっている
ことである。「生活保護費の1割削減」による自殺者が増えないことを祈るばかりである。