MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

女装男子のカリスマの末路

2014-04-09 20:17:28 | Weblog

【レポート】その辺の女子よりかわいい!? 「女装男子」増殖の理由(マイナビニュース) - goo ニュース
和田アキ子 “女性化”の辻仁成を擁護!?「私はデビュー時から男と言われた」(デイリースポーツ) - goo ニュース

 「じわじわと広がりを見せていっている女装の世界だが、『今はまだ一部でしか認知されて

いませんし、誰かが動かないと大衆に受け入れられるものにはならないと思います』

(西男さん)と言うように、女装男子のカリスマ的存在が現れれば、コスプレが一般的な

ものになったことと同様、女装も日本の代表的な文化になり得るかもしれない」と記事は

結んでいるのだが、90年代後半に女装男子のカリスマ的存在だったIZAMは今では

恐妻家として有名であるし、女装ではなくても髪を伸ばしてきれいな中性のおじいさんを

目指している辻仁成でさえ妻の中山美穂に離婚されそうになっており、幸せそうな女装男子

を未だに見かけないのが現状で、女装男子のカリスマ的存在の出現はまだまだ先である。

しかし歌うのは本人の勝手ではあるとしても、いずれにしても流石に「ZOO」は聞き飽きた。

どれだけ愛を欲しがるのか


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『もらとりあむタマ子』

2014-04-09 19:58:13 | goo映画レビュー

原題:『もらとりあむタマ子』
監督:山下敦弘
脚本:向井康介
撮影:芦澤明子/池内義浩
出演:前田敦子/康すおん/伊東清矢/中村久美/富田靖子/鈴木慶一
2013年/日本

「タマ子」という名前が引き寄せる物語について

 わざわざ論じるに足りない『転がれ!たま子』(新藤風監督 2005年)を取り上げた理由は、本作の主人公もタマ子と呼ばれ、なおかつ2人とも実家に引きこもりで、さらに親の再婚話で人生を本気に考えるところまでそっくりで、「たま子」、「タマ子」という名前がそのような物語を引き寄せるという点がとても興味深いからである。
 しかし『転がれ!たま子』と本作との決定的な違いは、坂井タマ子が本当にモラトリアム状態なのかどうか怪しいからである。父親の坂井善次は妻と離婚してしまっている。母親の方は新しいパートナーと旅行する計画を立てているほど仲が良さそうであるが、小さなスポーツ店を営んでいる父親の方はパッとしない人生で、タマ子はダメ人間を「演じる」ことで傍にいてあげているように見える。だから「就職しろ」とは言うが、それ以上のことを言わなかった父親が初めて「家から出ていけ」と言った時、曜子にも会って確認していたタマ子は父親に「合格」を宣言したのである。ラストで撮影現場でうたた寝していた人物は前田敦子ではなく、タマ子ではなかったのか。細かいギャグも秀逸。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする