MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『ドラゴン怒りの鉄拳』

2014-04-17 22:36:47 | goo映画レビュー

原題:『精武門』 英題:『Fist of Fury』
監督:ロー・ウェイ
脚本:ロー・ウェイ
撮影:チェン・チンチュー
出演:ブルース・リー/ノラ・ミャオ/ティエン・フォン/橋本力/ボブ・ベイカー
1972年/香港

武術の荒さに伴う謎のカットについて

 今改めて観なおしてみると、主人公のチェン・チェンの師匠の霍元甲(フォ・ユァンジャ)を創始者とする中国拳法を教える「精武館」でも敵役となる日本の空手の道場である「虹口道場」においても、ブルース・リー以外に実際に武道をたしなむ人がいるのだろうかと思うくらいに殺陣のシーンが荒い。特にロシア人の用心棒のペトロフのデモンストレーションは武術というよりも奇術であるのだが、ラストでチェンを銃殺するために外で待ち伏せしていた男たちはペトロフの仇をとるためのロシアのマフィアであろう。
 道場の調理場の料理人のティエンとフェンの会話を外で盗み聞きしたことで霍元甲が毒殺されたことをチェンは知る。実はティエンが日本人であることが分かった時に、ティエンのはだけた胸がアップで映し出され、ティエンが服で隠そうとするのであるが、どのような意図を持ったカットなのか『世界ブルース・リー宣言』(江戸木純著 洋泉社 2010年7月31日)でも確認してみたが、今もって分からない。


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数の水増しを愛する科学者

2014-04-17 00:53:31 | Weblog

STAP笹井氏会見(5完)「弱い部分、慮ることできなかった」…不適切な関係は否定(産経新聞) - goo ニュース
小保方氏 弁護士の電話に涙…理研の笹井氏会見に「申し訳ない」(デイリースポーツ) - goo ニュース

 結局、「STAP細胞」は存在するのかどうか 理化学研究所の笹井芳樹発生・再生科学

総合研究センター副センター長の記者会見に意義があるとするならば、その点がはっきり

するかどうかだったのであるが、笹井芳樹の見解は「STAP細胞は有力な仮説」という

驚くべきものだった。「存在する」と「存在しない」の中間を取ったような「無難」な

ものであるのだが、それならばそれまでの実験やデータは何だったのかということになる。

その笹井芳樹CDB副センター長の記者会見を受けた、小保方晴子ユニットリーダーの

コメントが、「尊敬する笹井先生が、私の過ちのために会見で厳しい質問にお答えに

なっている姿を見て本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。申し訳なさ過ぎて

言葉になりません」なのであるが、「200回以上」と同様に「申し訳なさ過ぎて」という、

数が多ければ良いだろうというような言葉使いがどうも気に障るのである。


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