原題：『Hitman's Wife's Bodyguard』
監督：パトリック・ヒューズ
脚本：トム・オコナ―/ブランドン・マーフィー/フィリップ・マーフィー
撮影：テリー・ステーシー
出演：ライアン・レイノルズ/サミュエル・L.ジャクソン/サルマ・ハエック/アントニオ・バンデラス/モーガン・フリーマン
２０２０年/アメリカ
コメディー作品の「ユルさ」の度合いについて
本作が、前作『ヒットマンズ・ボディガード』（パトリック・ヒューズ監督 ２０１７年）の続編であることを知らず、そもそも前作は日本未公開のため観られなかったのだが、主人公のマイケル・ブライスと、ダリウスとソニアのキンケイド夫妻の関係がよく分からないために、例えば、ブライスがソニアに頼まれて一緒にダリウスを救出した際に、前作においてブライスが警護していたクロサワを射殺したダリウスの方が何故機嫌が悪いのかがよく分からない。
ラストはソニアに頼まれてブライスがサインした書類が、ブライスのインターポールの警護資格再取得の書類ではなくキンケイド夫妻との養子縁組の書類だったのであるが、いくらなんでもそれくらいは確認してサインするだろうというツッコミを入れたくなる感じで、逆に言うならばそれくらいのユルさを許容できる人ならば楽しめる作品だとは思う。
主題歌であるブリトニー・スピアーズのデビュー曲「ベイビー・ワン・モア・タイム」を和訳しておきたい。因みにタイトルの冒頭の「Hit Me」を省略してしまった理由は、ＤＶを容認するという誤解を防ぐためである。
「...Baby One More Time」 Britney Spears 日本語訳
ここで何かが上手くいっていないと
どうすれば私は知りえただろうか？
私はあなたを手放したばかりに
今はあなたの姿かたちさえ見えない
どうしたいのか私に示して欲しい
私に教えて欲しいの
だって今の私には知る必要があるのよ
だって孤独が私を殺そうとしているのだから
私がまだ信じていることは告白しなければならないのね
あなたと一緒にいなければ
私は気が狂いそうになるのよ
私は何らかの証しが欲しいの
もう一度私を殴ってみてよ
あなたがいるから私は息をしているようなもの
あなたは私を盲目にしてしまった
私には何も手立てがないようね
私が立てた計画は上手く行っていない
どうしたいのか私に示して欲しい
私に教えて欲しいの
だって今の私には知る必要があるのよ
だって孤独が私を殺そうとしているのだから
私がまだ信じていることは告白しなければならないのね
あなたと一緒にいなければ
私は気が狂いそうになるのよ
私は何らかの証しが欲しいの
もう一度私を殴ってみてよ
どうすれば私は知りえただろうか？
私はあなたを手放すべきではなかったのね
孤独が私を殺そうとしていると
私は告白しなければならないのよ
あなたがここに来ると私がいまだに信じていることが
あなたには分からないの？
私は何らかの証しが欲しいの
もう一度私を殴ってみてよ
だって孤独が私を殺そうとしているのだから
私がまだ信じていることは告白しなければならないのね
あなたと一緒にいなければ
私は気が狂いそうになるのよ
私は何らかの証しが欲しいの
もう一度私を殴ってみてよ
孤独が私を殺そうとしていると
私は告白しなければならないのよ
あなたがここに来ると私がいまだに信じていることが
あなたには分からないの？
私は何らかの証しが欲しいの
もう一度私を殴ってみてよ
