原題:『Bolero』
監督:アンヌ・フォンテーヌ
脚本:アンヌ・フォンテーヌ/クレア・バー/ピエール・トリビディク/ジャック・フィエスキ/ジャン=ピエール・ロンジャ
撮影:クリストフ・ボーカルヌ
出演:ラファエル・ペルソナ/ドリア・ティリエ/ジャンヌ・バリバール/エマニュエル・ドゥボス/バンサン・ペレ―ズ/ソフィー・ギルマン
2024年/フランス
『ボレロ』誕生物語
フランスの作曲家のモーリス・ラヴェルが名曲『ボレロ』を誕生させるまでの苦悩が描かれている。興味深いのはフランスのダンサーのイダ・ルビンシュタインに依頼されて作られた曲なのだが、ラヴェルが彼女のリハーサルを目にした際に、舞台設定が酒場で、そこで主人公の踊り子が『ボレロ』に合わせて踊るという「大衆演劇」で、ラヴェルが想定していた「品」というものが全く無かったために、イダに中止を求めるものの、イダがスポンサーであったためにラヴェルに中止させる権限はなかった。
しかしラヴェルも見守る中、実際に初日1928年11月22日のパリ・オペラ座で上演されると大好評で、このように様々な視点で制作された作品が不朽の名作になるのだと納得した次第である。
それにしてもあれほど女性に囲まれていながら生涯独身という点は気になる。女性関係が派手だったわけではなく、だからと言って同性愛者でもないらしいからますます気になる。
モーリス・ラヴェル:ボレロ|アロンドラ・デ・ラ・パーラ|WDR交響楽団
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/otocoto/entertainment/otocoto-otocoto_135742.html?_gl=1*1htgynp*_ga*MTEzMzY0MzIzMy4xNzI1NTM0NDIy*_ga_XJ5END643J*MTcyOTMzNjUxMS4xMzIuMS4xNzI5MzM3NTYyLjQ0LjAuMA..