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 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『ヴァチカンのエクソシスト』

2023-10-10 00:59:49 | goo映画レビュー

原題:『The Pope's Exorcist』
監督:ジュリアス・エイヴァリー
脚本:マイケル・ペトローニ/エヴァン・スピリオトポウロス
撮影:カリッド・モタセブ
出演:ラッセル・クロウ/ダニエル・ゾバット/アレックス・エッソ―/フランコ・ネロ
2023年/アメリカ

エクソシストの性格について

 同じ題材を扱った『エクソシスト』(ウィリアム・フリードキン監督 1973年)や『マニトウ』(ウィリアム・ガードラー監督 1978年)と比べるならば、映像は当然としてもストーリーがより具体的になったことで物語に深みが出ていることは間違いないであろう。「悪魔憑き」と精神疾患の紛らわしさなども興味深い。
 最後にアフリカ出身のルムンバ司教がサリバン枢軸卿の後任として枢軸卿に就任するというところも現代的ではあるが、やはり悪魔が憑くのはジュリアやエイミーなど女性であり、かつて精神疾患の女性を救うことができず自殺させてしまった主人公のガブリエーレ・アモルト神父もアモルト神父をアシストするトマース・エスキベル神父も恋人を振っており、「女性嫌悪」は変わらないということもよく分かる。
 こうなると『エクソシスト』の続編である『エクソシスト 信じる者』(デヴィッド・ゴードン・グリーン監督 2023年)が楽しみになってくる。
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/oricon/entertainment/oricon-2287152


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