MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

大久保“親方”

2010-07-24 00:02:04 | Weblog

雄星らに暴力のデーブ電撃解任のワケ 過剰な罰金制度めぐり (夕刊フジ) - goo ニュース

 角界では既に有名な話ではあるが、まさか球界にも“ごっつぁん体質”が存在する

とは想像もしていなかった。存在するといっても西武の大久保博元“親方”が一人で

勝手にやっているのであるが、早朝練習に遅刻すると「1分につき1000円」など

独自の制度を設けて選手から罰金を徴収し、その罰金をもとに食事会などを開いて

還元していたといってもそれは大久保の独自の制度なのだから大久保の匙加減で

どうにでもなるわけで、そこが若手選手の不満に繋がっていったのであろう。暴力と

“金権体質”と大久保博元の体格は正に悪しき角界の典型なのである。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

熱血指導の“有用性”について

2010-07-23 07:20:32 | Weblog

雄星らに暴行か…デーブ2軍打撃コーチ解任(スポーツニッポン) - goo ニュース

大久保博元がいつの間にか西武の2軍の打撃コーチに就任していることに驚いた。

いい年をして女性に暴行を働いた人間に“コーチ”という権力を与えてしまえば、

このような悲惨な結果が待ちわびていることはプロスポーツに携わっている人間

ならば誰でも予測できると思うのだが、何故大久保博元のようなチンピラをコーチに

してしまったのであろうか? それに打撃コーチが投手である雄星に暴行を働いた

ということは熱血指導の行き過ぎではなく、仕事以外の場所で個人的な感情で暴行

したことになる。熱血指導を受けた人間が活躍する傾向にある理由は指導内容

よりもコーチに対する恨みが原動力になるからであり、長い目で見るならば一時的

な効果しか期待できない。そのような指導はもう流行らないと思う。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

参議院の“参”は参謀の“参”

2010-07-22 00:03:00 | Weblog

「横峯参院議員、犯罪に深く関与」 検察審が指摘(朝日新聞) - goo ニュース

今回の第22回参議院議員選挙においていわゆる“タレント候補”が振るわなかった

大きな要因の一つは間違いなく前回の参議院議員選挙でこの横峰良郎という男を

選んでしまったという日本人全体のトラウマだと思う。誰一人この男が参議院議員

として働いているところを一度も見たことがないにもかかわらず、賭けゴルフなどの

悪い噂はしょっちゅう漏れ聞く。そしてまたもやこんどは恐喝事件関与疑惑である。

そもそも横峰良郎はタレントでさえない。娘の横峰さくらが有名になったおかげで

タレントと誤解されて間違って参議院議員選挙で当選してしまったのであり、さらに

議員として何も仕事をしていないのに高額な報酬を貰っているのもかかわらず、

それでもまだ足りないらしく恐喝事件に関与してしまっている体たらくである。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ザ・ロード』 60点

2010-07-21 23:16:15 | goo映画レビュー

ザ・ロード

2009年/アメリカ

ネタバレ

倫理と偶然

総合★★★☆☆ 60

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 モーガン・フリーマンとアントニオ・バンデラス主演の『ザ・エッグ』、デンゼル・ワシントンとゲイリー・オールドマン主演の『ザ・ウォーカー』とタイトルに‘ザ’がつく作品とは相性が悪いことは分かっているのだから、性懲りも無く『ザ・ロード』というタイトルの作品をわざわざ観にいく必要はないのではあるが、どういうわけなのか怖いもの見たさという誘惑にいつも負けてしまう。
 父親は息子に他人を信用することを説きながら実際は絶えず他人に襲われることを想定するという二律背反を生きている。父親が亡くなった後で、息子の前に現れた家族は2人の後をずっと追っていたことを告白する。その家族は2人を助けたいと思っていたのであるが、父親の他者に対する疑心暗鬼のために2人に声もかけられずにいたのである。逆に言うならば最初から2人を襲おうと狙っている人間しか2人に近寄れない状況を作っていたのは父親本人なのである。
 結果的に息子は善良な家族と巡り会うことができたのだが、それは父親の倫理観とは全く関係のない偶然の賜物である。つまりいずれにしても父親の苦労は水泡に帰すしかないという話になってしまう。もちろん父親の子どもに対する役割とはそのようなものであるという寓話というのであるならばかまわないのであるが、それならば詳しい状況説明もされないまま息子と父親を捨てて出て行ってしまった母親の描かれ方があまりにも気の毒である。
 やはり景気づけとしてタイトルに‘ザ’をつけて弱い物語を盛り上げようとする傾向があるという私の推測は間違っていないような気がする。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蚊なら殺せる

2010-07-21 00:02:02 | Weblog

中村獅童、『みつばちハッチ』の舞台あいさつで水を差すコメント!?「小学生のころ、スズメバチに刺された」 - goo 映画

 1977年にフジテレビで放映されたテレビアニメ『あらいぐまラスカル』を見た人が

ラスカルの可愛さからペットにしようとしてアメリカやカナダから輸入して飼うまでは

よかったのであるが、実はアライグマというのは非常に気性が荒い動物である事に

遅ればせながら気がついた飼い主たちが捨ててしまったために今では環境省の

特定外来生物に指定されてしまったらしい。『みつばちハッチ』の総合プロデュース

を手掛けた小山薫堂は「困った事に、この夏は蚊を殺せなくてもうずいぶん刺されて

います」とコメントしているが、アライグマや蜂は殺せなくても蚊は殺せると思う。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“小泉純一郎”というトラウマ

2010-07-20 17:07:07 | Weblog

日本は「またツイストしようぜ」状態に これはむしろチャンスか(gooニュース・JAPANなニュース) - goo ニュース

 カーネギー国際問題倫理評議会プログラムディレクターのデビン・スチュワートの

「本当の変化を作り出すには、日本はもっと型破りな政治家(maverick)を必要として

いる。そして荒波を抜け出すには、大胆な指導者が必要だ。日本は、船長を必要と

しているのだ」という意見には疑問が残る。共和党大統領候補だったジョン・マケイン

上院議員は“maverick”と呼ばれたらしいが、結局アメリカはバラク・オバマを選んだ

ように、小泉純一郎で酷い目に遭っている日本人も決して“maverick”な政治家を

望んでいないように思う。型破りな政治家は現状の打破はしてくれるが、必ずしも

結果的にそれが生活の向上に繋がらないところが今の日本人の悩みだと思う。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

解剖率100%の恐怖

2010-07-19 16:13:41 | Weblog

自殺偽装犯罪の発覚「氷山の一角」…解剖率4%(読売新聞) - goo ニュース

この結果は想像以上に深刻な問題を明るみにしているように感じる。例えば日本に

於ける自殺者数を3万人と見做して、その内解剖率が4%とすると、その人数は

1200人となる。その内自殺と見せかけて殺された人が1人でもいるのならば、

実際に殺されている人は25人いる事になる。毎年25人も大量に殺されていながら

警察が動かないという国は先進国の中では日本くらいであろう。慣れというものは

とても恐ろしいことで、毎年3万人も自殺していれば、という考えが警察の捜査を

鈍くしているのであろうが、しかし異状死の解剖率を100%にしてみたら自殺者が

1万人くらい激減した場合のことを考えるともっと怖い。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『僕の無事を祈ってくれ』 100点

2010-07-19 10:58:02 | goo映画レビュー

僕の無事を祈ってくれ

1988年/ソ連

ネタバレ

‘液体’を巡る考察

総合★★★★★ 100

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 7月16日と17日にアテネ・フランセで開催された日本初のカザフスタン映画特集『フォーカス オン カザフスタン(FOCUS ON KAZAKHSTAN)「カザフ・ニューウェーブ」から20年 - カザフスタン映画の現在』において、1990年8月15日に自動車事故により28歳で夭折したソビエトロック界のカリスマ、ヴィクトル・ツォイが主演ということも手伝ってもはや伝説の映画と化している特別上映の『僕の無事を祈ってくれ(原題「Igla(=針)」)』(ラシッド・ヌグマノフ監督)を観る機会を持つことができた。
 「カザフ・ニューウェーブ」の代表作だけあって当時のソビエト連邦国内で制作されたものとは思えない、いや、検閲が厳しかったが故のそのシュールな演出に戸惑うばかりで、作品冒頭で時間に注意するように告げられて、丁寧にも時折デジタル時計の表示までされるのであるが、時間軸の錯綜により一度観ただけではなかなか把握することが難しい。ここでは‘液体’に焦点を合わせて考察してみたい。
 主人公のモロは友人のスパルタクに連れられて彼の仲間がたむろしているバーに連れて行かれる。そこでモロの目の前で彼の仲間がコーラ(=黒色)を泡がコップからこぼれ出すことも気にせずに無造作にコップに注いで一口飲んだ後に、タバコの吸殻をコップの中に入れてしまう行為はアメリカ文化の否定を暗示させていると思うが、逃げていたスパルタクが仲間が持ってきたヨーグルトを飲むとしても、モロの恋人である麻薬中毒のディーナを治療するために海辺にある小屋に滞在していた時に、近所に住む老人が持ってきてくれた、コルホーズで生産されたであろう牛乳(=白色)の入ったビンをディーナが割ってしまうシーンを見ると、ソビエト連邦を肯定しているわけでもない。ディーナが信用しているものはコーラでも牛乳でもなく、麻薬が入った小さなアンプルなのであり、彼女はその‘液体’にアメリカでもソビエト連邦でもない自分たちの国であるカザフスタンを託すという皮肉が見て取れる。
 モロに追い詰められたスパルタクはプールに隠れるのであるが、そのプールに水(=透明)は入っていなかった。モロから奪い取ったアンプルを仲間たちに渡さずにくすねたアルトゥールは、優雅にプールで泳いでいるのだが、彼の不正がばれてモロや仲間たちに囲まれてしまうと、プールの水が抜かれて水がなくなってしまう。‘液体’に身を委ねられる立場に居る者など一人もいないのである。
 ラストシーンで雪の中をモロがディーナのもとに帰る途中で、見知らぬ男に腹をナイフで刺される。モロは地面に積る雪の上に血(=赤色)を少し滴らせながらもBGMで彼の歌「Blood Type」が流れる中、それでも気丈に帰っていく。
 以上の理由から、それぞれ強烈な印象を残す‘液体’の色と量に観客はもっと注意を払った方が面白いと思うのであるが、次回日本人がこの作品を観る機会を持つことができるのはいつになることやら。

 その他に上映された作品に関しても簡単に言及しておきたい。
 『ハイウェイ』(セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ監督 1999年)はカザフスタンのハイウェイを古いバスで旅をする、大道芸人一家の日常を描いているドキュメンタリーである。この作品で興味深いシーンは車のエンジンをかける時に長男が試みてもなかなかかからないのであるが、父親が試みるとすぐにかかり、芸人一家の経験値が意外なところで示される。
 若手監督短編集は4本上映されたが、私が最も良いと思った作品は『Butter』(セリク・アビシェフ監督 2009年)である。‘報酬’の代わりに大量のバターを受け取った主人公があくせくする様は間違いなく『恐怖の報酬』のパロディであり、BGMで流される Demis Roussos の「From Souvenirs To Souvenirs」も主人公の状況を考えると笑いを誘う。オードリー・ヘップバーンのポートレートが映し出される意図が読めなかった。
 『パッチワーク』(ルステム・アブドラシェフ監督 2007年)はオートバイを疾駆させている若い女性が映し出された後に、ワシでウサギを狩っている老人が映し出されるように現代と伝統に挟まれた人種の坩堝が駆使された‘パッチワーク’の綾が観客を厭きさせることがない。『ハイウェイ』でもワシが出てくるということはカザフスタンではワシは身近な存在なのだろうか?


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

民主党が大敗した理由

2010-07-18 01:33:55 | Weblog

菅氏が選挙で敗れた本当の理由(フィナンシャル・タイムズ) - goo ニュース

今回の参議院選挙で民主党が大敗を喫した理由は小沢前幹事長の資金管理団体

の政治資金規正法違反事件がいまだに決着を見ないまま、いきなり消費税の話を

したからだと思う。消費税に関して議論することは必要ではあるが、菅直人首相は

明確な数字を示すことなく、自民党と同じような10%程度だろうというような言い方

だった。しかし常識で考えて金額を書かないまま小切手を相手に手渡してしまうこと

がありえないように、はっきりした数字を示さない党に票を入れるわけがない。票を

入れた後で実は15%でしたとか、20%でしたなどと言われて、話が違うと文句を

言っても、公約通りに議論はしましたと反論されればそれまでである。とりあえず

国会が捩じれて管直人首相の独裁を封じることができて良かった。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『エアベンダー』 0点

2010-07-18 01:29:57 | goo映画レビュー

エアベンダー

2010年/アメリカ

ネタバレ

ぶれる演出

総合☆☆☆☆☆ 0

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』のおかげでタイトルから躓いてしまったためなのか、明らかにM・ナイト・シャマラン監督の演出に迷いが見られる。例えば冒頭のシーンでアンを助けるためにカタラが水を操って敵を倒そうとするのであるが、間違えて兄のサカを凍り付かせてしまうという戯けたような演出があるのは、原作となっているテレビアニメ『アバター 伝説の少年アン』が子供向けに作られているためであるはずなのだが、何故かその後の物語の展開は‘マジ’になってしまっている。だからと言ってストーリーが精巧にできているかといえばアンの強さが場当たり的で安定しないために敵に捕まっても敵を倒してもツッコミを入れたくなる。つまり作品自体が‘ハリー・ポッター’的なのか‘レッドクリフ’的なのかポジションが定まっていない上に、この作品は3部作の1作目ということでストーリーも完結しないままなので評価のしようもなく、不満だけが残ってしまった。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする