MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

大阪市の救いのない話

2010-12-24 21:11:51 | Weblog

川清掃で拾った金品着服 大阪市42人処分 告発者免職(朝日新聞) - goo ニュース

 これはなかなか判断が難しいケースだと思う。着服を内部告発した男性職員が

着服の様子をビデオで隠し撮りしていた理由が、当初はそのビデオで、河川の清掃

作業中に拾った金品を着服していた市環境局河川事務所の職員たちを揺すろうと

したけれども、うまくいかなかったために内部告発したのか、あるいはただ正義感

だけで内部告発したのだけれども、こんな風にいちいち内部告発されたら大阪市の

職員がいなくなってしまうことを恐れた平松邦夫大阪市長が、内部告発したものは

このようになるという見せしめのために懲戒免職にしたのかよく分らないからである

が、どちらにしても大阪市民は救いようがない事態に陥っていることは間違いない。


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言葉から滲み出る性格の悪さ

2010-12-23 00:02:02 | Weblog

「偏見質問やめて」=記者会見で怒りあらわ―前原外相(時事通信) - goo ニュース

 前原誠司という人の言動を観察していると、この人は本当に性格に難があると

感じる。記者が「(移動候補施設を)県側から上げてこいという迫り方が、果たして

県民の理解を得られるか」とただしたことに対して、前原は「おっしゃり方が全く事実

と異なるので訂正していただきたい」と反発し、「沖縄県から意見を持ってこいという

言い方は全くしてない。そういう施設があればおっしゃっていただきたいと言った」と

語気を強めたらしいが、“そういう施設があればおっしゃっていただきたい”という

言葉を忖度するならば“そんな施設など無いでしょう?”という暗喩とともにわざわざ

“おっしゃっていただきたい”という尊敬語を使うことで皮肉っているわけなのだから

言い方がどうであれ、このような“誠実さ”が沖縄県民に通じるわけがないのである。


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『バーレスク』 60点

2010-12-22 23:58:42 | goo映画レビュー

バーレスク

2010年/アメリカ

ネタバレ

成功よりも‘家族’を選ぶ物語

総合★★★☆☆ 60

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 歌手としての成功を夢見てアイオワ州の田舎町からロサンゼルスに出てきた主人公という設定であるならば、ビッグスターになるというラストがこの手のミュージカルでは定番のオチであるはずなのだが、この作品はそのようなオチになっていない。常識で判断するならばクリスティーナ・アギレラが演じるアリは浮気をしていた彼氏のジャックよりも大富豪のマーカスを信用するはずであり、マーカスならばアリに‘バーレスク’以上の活躍場所を提供できるはずなのである。
 ニッキーはアリの好敵手としては役不足で、ここはやはりテスがライバルとなるべきであったのであるが、何分にもアギレラとシェールは30歳以上も年齢が離れているので、ライバルには出来なかったのであろう。因ってニッキーをライバルとしての対決シーンが弱く、アギレラとシェールの‘新旧歌唱対決’は幻と化してしまった。
 アリの望みは母親が彼女が7歳の時に亡くなったこともあって‘アメリカンドリーム’よりも‘親密な新しい家族の構築’だったために、見かけの派手さに比べて全体的にストーリーの方の規模が小さくなってしまっていることが物足りなくはあるが、それでもクリスティーナ・アギレラとシェールの迫力のある声の響きを聴くだけでも見る価値はある。


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万引きに関する深刻な問題

2010-12-22 00:03:02 | Weblog

万引き、通報もけっこう負担 店側「時間かかる…」(朝日新聞) - goo ニュース

 よくテレビのニュース番組や特番などで万引きGメンという人がスーパーなどで

監視している様子をドキュメンタリーのように放送していることがあって、特に万引き

をした高齢者が捕まって、全く反省の様子を見せない態度を見た時には、世の中

にはいい歳をしてこんな人がいるのかと呆れて見てしまっていたのであるが、最近

になって高齢者の万引きの意外な原因を知って、自分の無知を反省してしまった。

万引きをする高齢者の中には知的障害者がいるらしいのである。一見するだけ

ではそのようには見えないのであるが、そのような微妙な知的障害のために多々

誤解を受けてしまうらしく、そうなると老化による知的水準の低下も今後ますます

増えるだろうから、万引きの問題は色々な意味で混沌としてくると思う。


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『ROCK&RULE/ロックン・ルール』 0点

2010-12-21 22:27:57 | goo映画レビュー

ROCK&RULE/ロックン・ルール

1983年/カナダ

ネタバレ

‘ロック’と‘ルール’の相性について

総合☆☆☆☆☆ 0

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 1982年に制作された『トロン』(スティーブン・リズバーガー監督)が世界で初めて全面的にコンピューターグラフィックスを導入した映画として話題を集めたほどには、1983年の『ROCK&RULE/ロックン・ルール』がカナダで英語により制作された最初のアニメーションとして話題になったわけではなく、却ってアニメーションとは子供が見るものという(当時の?)固定観念がドラッグや悪魔崇拝やセックスが絡んでいる本作を不遇に追いやってしまった面があったとしても、現在改めて観るならば傑作といえるかといえばいえないと思う。
 完全なアニメーションではないとしても、既にイギリスで1982年にロックバンドのピンク・フロイドの『ザ・ウォール』がアラン・パーカーによって映画化されており、この作品も傑作とはいえないまでも十分、カルト映画としての素質を孕んだものである。
 更には、1985年にスターシップというロックバンドのミッキー・トーマスとグレイス・スリックのデュエットによる「We Built This City」(作詞は Bernie Taupin )がビルボードで一位を獲得して‘現実化’してしまい、この作品のクライマックスで描かれたオマールとエンジェルの感動的なデュエットは現実の前に雲散霧消してしまった。
 ロックがテーマでありながら、物語は予定調和的であり、キャラクターには特別な魅力が無く、参加ミュージシャンは豪華でありながら曲がそれほど良いわけでもなく、残念ながら劇場まで足を運んで観る価値を私は全く見出せなかった。


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子供に強要する前に

2010-12-21 00:02:05 | Weblog

蔵書9万冊、でも入館者1日12人だけ 都議会図書館(朝日新聞) - goo ニュース

 13日に過激な性描写のある漫画などを子どもに売れないよう規制する東京都の

青少年健全育成条例改正案を、都議会総務委員会で、民主、自民、公明各党の

賛成多数で可決した東京都議は東京都議会の図書館にある9万冊もある蔵書を

ほとんど利用していないようである。因みに昨年度の都議の利用は1日平均で2人

に満たないらしい。都議会局は「議員の調査研究に役立てるのが図書館の目的の

ため、議員の利用を最優先にした」と説明するのであるが、その議員が利用して

いないのだから話にならない。碌に本を読まない人たちには出版社などが抱く

“表現の自由を侵す恐れ”というものがピンとこないことは当然であろう。


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民主党の元凶

2010-12-20 21:13:41 | Weblog

「ご期待いただけるのなら」鳩山前首相、引退を正式撤回(朝日新聞) - goo ニュース

 最近鳩山由紀夫の口から放たれる日本語の意味が全く把握しにくくなっている。

6月に首相辞任を表明した時には「首相経験者がその後も影響力を行使しては

いけない。従って次の総選挙には出馬はいたしません」と明言していたのであるが、

その後の彼の言動には全く影響力が無くなっている。「民主党の友愛の政策、友愛

の体質が壊れ始めているのではないかと心配している。今こそ、いがみ合うのでは

なく、国民の皆様に信頼を頂けるような体質に作りかえていかなければならない」と

述べながら、国民が求める小沢一郎の政治倫理審査会出席には反対している。

今の民主党の問題は鳩山由紀夫のように場当たり的な言動にあるのであり、

理屈がめちゃくちゃな鳩山由紀夫が性懲りもなく次の衆院選に立候補する意向を

正式に明らかにできるところに民主党の元凶があるのだと思う。


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『トロン:レガシー 3D』 100点

2010-12-19 22:32:57 | goo映画レビュー

トロン:レガシー 3D

2010年/アメリカ

ネタバレ

青の叙事詩

総合★★★★★ 100

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 『ロビン・フッド』(リドリー・スコット監督 2010年)で完全に欠落していたものが『トロン:レガシー』に描かれている。『ブレードランナー』(リドリー・スコット監督 1982年)や『スター・ウォーズ』(ジョージ・ルーカス監督 1977年)などのシーンが織り込まれているが、やはり一番影響を受けている作品は、物語の‘人間 vs. グリッド’という構図が‘人間 vs. パンドラ’と相似している『アバター』(ジェームズ・キャメロン監督 2009年)であり、ロゴなどは文字が違うだけでデザインは瓜二つと言ってもいい。
 しかし『トロン:レガシー』が『アバター』のような単純なニューエイジ思想による善悪2原論に陥ってはいない理由は、主人公のサム・フリンが高層ビルの屋上から飛び下りたり、上空からライトで照らされた後に拘束されたりと、現実世界にいてもコンピューター内部の世界にいても同じような目に遭うために二つの世界の差が感じられないためであろう。
 差が感じられるとするならば、実は同一人物であるはずのサムの父親のケヴィン・フリンとクルーである。20年前、ケヴィン・フリンはグリッドを完璧に築き上げるために自分の複製のクルーを作るが、歳を取るに従って若いままのクルーと意見が合わなくなってしまう。いつまでも若さに任せて理想を追い続けるクルーは老いて気力を失ったケヴィンを閉じ込めてしまい、まるでヒトラーのごとく完璧さを求めて傍若無人振りを発揮する。しかしケヴィンはただ老いてしまっただけなのだろうか? 気力を失ったというよりもケヴィンは自分の理想に疑問を持ち始めていたのである。20年後に息子のサムが大人になって彼の目の前に現れたことは偶然とは言えない。ケヴィンは自分が抱いていた理想が正しいのかどうか検証してもらうために後世に委ねたのである。だからケヴィンは、ジュール・ヴェルヌ(Jules Verne)のような冒険小説が好きなクオラと共にサムを現実世界に逃したはずで、それが意味することはサムもいずれ自分の抱いている理想の検証を子供に委ねろというケヴィンの暗黙のメッセージであろう。ラストでサムがクオラに見せる現実世界の朝日が意外とくすんでいた理由は、そのような‘諦念’を暗示しており、この‘諦念’と画面の‘青さ’が相まって観客に静かな感動をもたらす。
 このように‘奥行き’に関して言うならば3D画面と同様に物語も奥が深いのであるが、この傑作であるはずの作品の物語の余りの奥深さに、観客に奥深いことを気付かれない可能性が大いにあることを危惧してしまう。


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間違えてばかりの人生

2010-12-19 16:27:26 | Weblog

石原都知事「私は間違っていました」 自著を指摘され(産経新聞) - goo ニュース

 石原慎太郎は昭和47年発行の自著「真実の性教育」に「いかなる書物も子供を

犯罪や非行に教唆することはない」と書いていることに関して「変態を是認する

みたいな著書はあの頃あんまりなかった。私は間違っていました」と釈明している

のであるが、それならば今回の過激な性描写のある漫画の販売などを規制する

改正都青少年健全育成条例の施行も遅かれ早かれ「携帯サイトで閲覧するような

ことはあんまりなかった。私は間違っていました」とでも釈明するつもりなのかも

しれないが、携帯サイトは既にいっぱいあり、多くの中高生が利用しているのだから

今度ばかりはそのような釈明はできない。つまり今回の条例はただ表現の質の低下

にしか貢献しないことになるのである。石原は本当に自身には甘すぎる。


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本物の“場外乱闘”

2010-12-18 00:03:15 | Weblog

プロレス場外乱闘でけが 観客が全日・武藤社長らを提訴(朝日新聞) - goo ニュース

 この記事を読むまで深く考えたことがなかったが、確かに普通のスポーツでは

有り得ないプロレスならではの場外乱闘も、プロレスとしては見世物の一つである

のだから、観客が怪我をする可能性は絶えずあるはずなのであるが、わざわざ

試合会場まで行って見るほどプロレスが好きではないので、今までこのようなことが

あったのかどうか寡聞にして知らない。プロレスを見に行くのならば、このような

怪我などはある程度覚悟して行くのではないのだろうか?しかしプロレスを見に行く

ような女性だから気が強いんだろうね。武藤敬司は本当の意味で“場外乱闘”を

するはめになったのである。


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