海炭市叙景
2010年/日本
函館に行く気分にはなれない
総合
60点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
佐藤泰志の未完の短編小説『海炭市叙景』の中の18の短編から5つを選び出して組み立てられ、後に主人公になる2人の小学生がいる学校から始まり、立ち退きを拒否したまま玄関先で飼い猫を撫でている年老いた女性で終わるまでの物語の構築の仕方に工夫は見られるのであるが、とにかく物語の内容が暗過ぎてユーモアが全く感じられないために見ていて楽しくない。ユーモアはあったのかもしれない。例えば、主人公の目黒晴夫がプロパンガスのタンクを運んでいる最中に誤って足に落としてしまい、タンクを退けられない状態で苦悩している目黒に気がついた近所に住んでいる男がタバコを吸い始めて、それを目黒に一服吸わせるシーン。例えば、泥酔してバーに入って来た‘金持ち’の男が、閉店ということで一度追い出されながら再び上半身裸で入店してきたシーン。これらのシーンがギャグであるならば完全にスベっていると思う。目黒が足の親指に巻いていた包帯を外して見せる傷口が、観客に対して同情を強制するようで‘はしたない’シーンだと感じた。
タイトルにもあるようにこの作品はあくまでも‘叙景’であるために、個々の内面を深く描くことがない分、感動も薄い。ジャ・ジャンクー監督のように完璧なアングルを追求することもなく、エリック・ロメール監督のようにダイアローグにウィットを織り交ぜることもなく、佳作になりそこねた作品になっている。
山路氏 大桃と麻木それぞれから「報酬」(スポーツニッポン) - goo ニュース
麻木1人負けイメージダウン最大の78%(日刊スポーツ) - goo ニュース
美人なのに男を見る目が無い残念な加藤夏希の話をしたばかりなのであるが、
美人の上に才女を売りにしていながら、やはり男を見る目が無かった麻木久仁子
に至っては残念というよりも、その自慢の知性で“婿養子”という意味不明な結婚の
選択をしたことで彼女の知性が姑息であることがバレてしまい、本当に仕事に支障
を来すことになる様相を呈している。それにしても山路徹が1992年に設立した
紛争専門ニュースプロダクション「APF(Asia Press Front)通信社」に所属する
記者の多くが自分の命の保障が無いために独身を貫いていると聞いているが、
設立者本人が世界で起こっている紛争よりも、自ら引き起こした“女性紛争”で
憤死寸前状態であるということをAPF通信社は一刻も早く正確に伝えて欲しい