ROCK&RULE/ロックン・ルール
1983年/カナダ
‘ロック’と‘ルール’の相性について
総合
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ストーリー
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キャスト
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演出
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ビジュアル
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音楽
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1982年に制作された『トロン』(スティーブン・リズバーガー監督)が世界で初めて全面的にコンピューターグラフィックスを導入した映画として話題を集めたほどには、1983年の『ROCK&RULE/ロックン・ルール』がカナダで英語により制作された最初のアニメーションとして話題になったわけではなく、却ってアニメーションとは子供が見るものという(当時の?)固定観念がドラッグや悪魔崇拝やセックスが絡んでいる本作を不遇に追いやってしまった面があったとしても、現在改めて観るならば傑作といえるかといえばいえないと思う。
完全なアニメーションではないとしても、既にイギリスで1982年にロックバンドのピンク・フロイドの『ザ・ウォール』がアラン・パーカーによって映画化されており、この作品も傑作とはいえないまでも十分、カルト映画としての素質を孕んだものである。
更には、1985年にスターシップというロックバンドのミッキー・トーマスとグレイス・スリックのデュエットによる「We Built This City」(作詞は Bernie Taupin )がビルボードで一位を獲得して‘現実化’してしまい、この作品のクライマックスで描かれたオマールとエンジェルの感動的なデュエットは現実の前に雲散霧消してしまった。
ロックがテーマでありながら、物語は予定調和的であり、キャラクターには特別な魅力が無く、参加ミュージシャンは豪華でありながら曲がそれほど良いわけでもなく、残念ながら劇場まで足を運んで観る価値を私は全く見出せなかった。
蔵書9万冊、でも入館者1日12人だけ 都議会図書館(朝日新聞) - goo ニュース
13日に過激な性描写のある漫画などを子どもに売れないよう規制する東京都の
青少年健全育成条例改正案を、都議会総務委員会で、民主、自民、公明各党の
賛成多数で可決した東京都議は東京都議会の図書館にある9万冊もある蔵書を
ほとんど利用していないようである。因みに昨年度の都議の利用は1日平均で2人
に満たないらしい。都議会局は「議員の調査研究に役立てるのが図書館の目的の
ため、議員の利用を最優先にした」と説明するのであるが、その議員が利用して
いないのだから話にならない。碌に本を読まない人たちには出版社などが抱く
“表現の自由を侵す恐れ”というものがピンとこないことは当然であろう。