寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

山本屋総本家(本家)

2008年01月09日 | 

老舗の場所を見つけたのは私の方だった。旧友は苦笑いして本家に入った。既に待ち客が椅子に座っていた。我々はすぐに2階に上がることができた。

店員が「今日はご飯が売り切れました…お客様、そばアレルギーはありませんか」と言った。最初は何のことかわからなかったが、打ち粉にそばを使用しているとのこと。

メニューを見て(名古屋コーチン)親子煮込を注文した。10分ほどして店員が土鍋を持ってきた。蓋をひっくり返して取り皿にする合理性。七味はリコーダー大の竹筒に入っているのが興味深い。

親子煮込

講釈好きの関西人がうどんを食べて「芯がある」とか「生っぽくて硬い」と感想を述べていたが、生粋の名古屋人の言葉を借りれば「これが普通」。関西のひ弱なうどんとは全く別の食べ物なので、比較するのがそもそもおかしいのである(笑)

八丁味噌の風味を最大限生かす「だし」に脱帽。やはり本場の味噌の使い方は一味も二味も違うと感じた。この「だし」をご飯にかけて美味しそうに食べる地元の人に親近感が湧いた。

名古屋の伝統的な食べ物は私にはすんなりと受け入れられた。友は別れ際にこう言った。「これに懲りず、また名古屋に来てくれ」と。

今回の旅では多くの発見と感動があった。視野を広げるには、自分の住んでいる街から外に出るのが一番手っ取り早い。固定観念を覆すのが上手い名古屋にはこれからも足を運ぶだろう。

世話になった友人に「欲張らずに少しずつ名古屋の魅力を理解して行こうと思う」と伝えた。

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コメント
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