寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

小鮒の甘露煮

2008年11月07日 | 食材

知人から貰った小鮒の甘露煮。海の近くで育った私は成人するまで川魚にはほとんど縁がなかった。「戦前に小川で寒鮒を獲って食べていた」と父から聞かされた時は信じ難かったが、山陰で寒鮒の刺身を試して癖がなくて美味なものもあることを知った。

かつて海なし県では蛋白源として鮎や鯉や鮒が珍重された。長期保存する場合は焼き干し(だし用)や甘露煮などに加工した。それが今では土産物として売られている。

鮒は素焼きしてから醤油、砂糖、水飴などで長時間煮て味を含ませたと推測した。骨は気にならず、ワタの苦みが若干感じられるが、甘みが非常に強い。関西ではまず有り得ない味付けである。

「たまには甘いもんもええか」と呟いて焼酎の湯割りを飲み干した。

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秋になって初めて鍋を囲む

2008年11月07日 | 家飯

晩から雨となり気温が下がった。今秋、初めて家族と鍋を囲んだ。豚ミンチで作った肉団子と大量の野菜を出汁で煮る。

鍋のよいところは肉以上に野菜を食べられることだ。しかも非常に安上がりで会話が弾んで楽しい。

一方、鍋ではなく別の出来合い物で侘しい心を温めようとする者が異国にいる。円満な家庭を知らずに育ったおっさんが独りポツンと小汚いラーメン屋で汚染物質のたっぷり入った丼に口をつける。まるでゴム管に反射的に喰らいつくブルーギルみたいに。

長年に亘って摂取した毒が脳に蓄積し、大脳皮質が激減していることに当の本人が気づいていないのは実に滑稽である。だからこそ懲りずに同じ行為をサルのように繰り返し、味雷細胞は損傷を受け続け味覚障害が更に進行するのだ。

やはり○○と味◇痴は死ななきゃ治らない(笑)

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