秋の味覚についていろいろ書いてきたが、大切なものを忘れていた。「銀杏」である。歩道に落ちた銀杏を拾う人を見たのは先月下旬のことだった。鼻をつまみたくなるあの臭いは好きになれないが、今の時期の銀杏は味がよい。
専用の道具を用いて(なければペンチで代用可)銀杏の殻に軽くヒビを入れる。これを封筒に入れてレンジで加熱すれば「蒸し銀杏」になる。更に甘みと香ばしさが欲しいのであれば「煎り銀杏」にするとよい。
フライパンを強火で熱し、銀杏を煎るだけで難しさは何もない。銀杏の実が緑色に変わったら出来上がりだ。火傷に注意して殻をむき塩を振って酒のつまみにする。青みの強い銀杏はモチモチしてほろ苦さよりも甘みが勝る。
料理屋でこれを食べるとアホみたいな値段を取られるので、私は自ら作る。ワンパターンの料理人に無駄な金を払って在り来たりの季節感など教えてもらうのは馬鹿馬鹿しい(笑)
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