THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

急告:マフラーの騒音規制問題について(@毒舌)

2007-01-09 12:30:31 | カスタム

まずは国土交通省HPをご覧下され。意見募集対象としてPDF形式でアップされている所に注目。

お役人言葉で、非常に理解し難い表現がなされているので要点を掻い摘むと・・・
●一般道で排気音のヤカマシイ車両が多い
●純正(ノーマル)マフラーと社外マフラーに対しての規制を厳しくしましょう
●事実上社外品を製作する事が不可能なレベルの規制を掛けましょう。

という物である。

お国が規制対象として狙っているのは、必ずしも「暴走族」ではなくて、我々趣味でバイクに乗る者であると読み取れる。

そんな法律が出来たらカスタムマフラーメーカーが困るとか、マフラーを換える楽しみが無くなるとか・・・それ自体は深刻な問題だと思うが、敢えてここでは書かない。
何故か? ちょっと論点が違う気がするのだ。

もしも我々、純粋な趣味人が健全な趣味として交換したマフラーが本当にウルサイならば、音量規制を厳しくしてくれて結構だ
俺自身他人に迷惑は掛けたくない。人によってウルサイと感じる基準は違うし。

だが、この法律がこのまま現実化したとすると、それは「飲酒運転するヤツがいるので、日本国内での酒の販売を禁止します」というのと同じ様な物だ。
音のウルサイ車両よりも、俺としては最近特に、信号無視するバカ&ゴミをポイ捨てするバカが気になるが?
音のウルサイマフラー付けてても民家のある所ではそっと走る人間と、ノーマルマフラーでもマナーの悪い奴、どっちを先に取り締まるべきなんだろう?
俺が警察官ならば確実に後者だね。騒音規制値とかの数字は基準を決めるのには便利かもしれないが、そんなのは人の心によって簡単に結果が変わってくると思う。

バイクに乗らない役人の短絡思考である。
それならば、税金もったいないから、「役人はセンチュリーやレクサス等の高級車は使用禁止」という法律も作ったら?

さて。
一般ユーザーって普段から国土交通省のHPをコマメにチェックしますかね?
せいぜい俺が仕事以外で見るのはポータルサイトのニュース、興味のあるメーカー等のHP、面白そうな事をやってる個人のHPやブログ、その他便利サイトくらいだな。
情報を国土交通省のHPにだけこっそり掲載しておいて、あの時意見募集したでしょ?とか言うつもりなんですかね。

約一ヶ月という短い期間だが、パブリックコメントを受け付けている。ちなみに一般企業であるYAMAHAは新型Vmaxに対して意見を請う為のアンケートサイトを既に1年位継続して設置しているんだぞ。一ヶ月というのは短すぎではないか? 期間がコレしかないという事は、この件に関して情報入手の早い人にしか意見を言う事が出来ない。

つまりこんな方法で集めた意見は、パブリックコメントでも何でも無い。

意見するべし

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XR250のベアリングについて

2007-01-09 10:32:42 | XR250

下の記事でベアリングのサイズを勘違いしていた・・・の続き。
ちと悔しかったので、ジーッと考えてみた。
ノーマルは接触型ゴムシールである。アウターレースに保持されているゴムシールは、インナーレースに接触しているので密閉性は高いのだが、反面でフリクションも大きい。
対してホームセンターで入手可能なZZは非接触型シールドである。シールドはアウターレースのみで支持されており、インナーレースには全く接触していないので、開放型と同じくフリクションロスが非常に少ない。また接触型に比べて許容回転数がかなり高い。

結局、6003ZZを近所のホームセンターで二個買ってきた。たまたま他の用事もあったので。

6003ZZはホームセンターでは1個600円だった。すぐさま片側のシールを取り外す。
実験である。シャフトの通る穴を指で完全に塞ぎ、ベアリングを口で咥えて息を吹き込んでみた。
買ってきた6003ZZと、先の6202LU(LLUのシールを片側外した物)。
LUの方は全く息を通さなかった。
対してZZ、こちらはスカスカ、全然ダメである。曲がりなりにもシールドがある為にもっと息が通り難いかと思ったのだが、コレではカムシャフト右側のベアリングとしては使えない。カムが焼きついてしまう。

Epsn2608_1

左側のみZZを使用する事に決めた。

プライベーターとしてバイクをイジる人は、ベアリングを入手する際にバイクの純正部品としてではなく、ベアリングの取扱店等で呼び番号で発注する人も多いと思う。だがXRの場合は入手不可能な物と入手困難な物がある。
俺なりにまとめてみたので、参考にして頂ければ幸いです。(正確性は保証しません

(↓クリックで拡大表示)

Photo_16

「md30.pdf」をダウンロード(←上の表のPDF形式のダウンロード)

この中でTM或いはTMBは、ベアリングカタログには記載されていないので、刻印と実測寸法を伝えれば発注可能。
以前友人のXLRをOHした時は、一つ除いて全て入荷した。その一つがどれだったかは失念。しかも最初に何点か間違った物が届いてしまい、揃え直して貰ったりして苦労した。(MD30とMD22はエンジンのベアリングは全て共通)
今回のスペアエンジン用に注文したら、TMやTMBについては「8ヶ月待ち」との返答であった(半分やる気が無かったのかも…苦)。
コレからするとホンダ純正部品として注文した方が面倒は少ない。

ステムシャフトのテーパーローラーベアリングは、規格品と内径が異なる。「/」が付くと、その数字は寸法そのものを示している。輸入品にはカタログラインナップされている様であったが(ちょっと自信が無い)、国内主要メーカーのカタログには何れも記載されていなかった。刻印を元に発注したら、後日「ホンダ純正部品の為、ホンダに発注して下さい」と返事が来た(爆)。

メインシャフト右ベアリングの溝や、ステムベアリングの内径違いは、規格品を旋盤にてオーダー加工してくれる所ならば対応して貰えるかもしれない(未確認)。

ご存知の方も多いと思うが、各ベアリングメーカーのHPにてカタログをDLできる。
オススメはNTN。

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