まずは国土交通省HPをご覧下され。意見募集対象としてPDF形式でアップされている所に注目。
お役人言葉で、非常に理解し難い表現がなされているので要点を掻い摘むと・・・
●一般道で排気音のヤカマシイ車両が多い。
●純正(ノーマル)マフラーと社外マフラーに対しての規制を厳しくしましょう。
●事実上社外品を製作する事が不可能なレベルの規制を掛けましょう。
という物である。
お国が規制対象として狙っているのは、必ずしも「暴走族」ではなくて、我々趣味でバイクに乗る者であると読み取れる。
そんな法律が出来たらカスタムマフラーメーカーが困るとか、マフラーを換える楽しみが無くなるとか・・・それ自体は深刻な問題だと思うが、敢えてここでは書かない。
何故か? ちょっと論点が違う気がするのだ。
もしも我々、純粋な趣味人が健全な趣味として交換したマフラーが本当にウルサイならば、音量規制を厳しくしてくれて結構だ。
俺自身他人に迷惑は掛けたくない。人によってウルサイと感じる基準は違うし。
だが、この法律がこのまま現実化したとすると、それは「飲酒運転するヤツがいるので、日本国内での酒の販売を禁止します」というのと同じ様な物だ。
音のウルサイ車両よりも、俺としては最近特に、信号無視するバカ&ゴミをポイ捨てするバカが気になるが?
音のウルサイマフラー付けてても民家のある所ではそっと走る人間と、ノーマルマフラーでもマナーの悪い奴、どっちを先に取り締まるべきなんだろう?
俺が警察官ならば確実に後者だね。騒音規制値とかの数字は基準を決めるのには便利かもしれないが、そんなのは人の心によって簡単に結果が変わってくると思う。
バイクに乗らない役人の短絡思考である。
それならば、税金もったいないから、「役人はセンチュリーやレクサス等の高級車は使用禁止」という法律も作ったら?
さて。
一般ユーザーって普段から国土交通省のHPをコマメにチェックしますかね?
せいぜい俺が仕事以外で見るのはポータルサイトのニュース、興味のあるメーカー等のHP、面白そうな事をやってる個人のHPやブログ、その他便利サイトくらいだな。
情報を国土交通省のHPにだけこっそり掲載しておいて、あの時意見募集したでしょ?とか言うつもりなんですかね。
約一ヶ月という短い期間だが、パブリックコメントを受け付けている。ちなみに一般企業であるYAMAHAは新型Vmaxに対して意見を請う為のアンケートサイトを既に1年位継続して設置しているんだぞ。一ヶ月というのは短すぎではないか? 期間がコレしかないという事は、この件に関して情報入手の早い人にしか意見を言う事が出来ない。
つまりこんな方法で集めた意見は、パブリックコメントでも何でも無い。
意見するべし。