めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

「度」をわきまえる

2007-02-24 | 健康・養生
中医学を勉強する際に、何度も耳にすることがあります。

《規則正しい生活》と、《何事も度をわきまえる》という事です。

サラッと聞き流してしまう方も多いと思いますが、私は未病を防ぐ事を重んじるので、普段の生活の中で注意すべき事にはとても関心があります。

最近特に身にしみるのは、《度をわきまえる》という事で、無理をしない程度に自分の気持ちをセーブするよう意識しています。

昔は、「大好きなものを飽きるまで食べたい」とか、「大好きな事を飽きるまでやっていたい」とかよく思っていましたが、最近はそれほど熱望しなくなりました。

と言うのも、一度セーブして(←度をわきまえて)適度に切り上げたところ、体への負担が少ないのはもちろんの事、精神的にも大して苦痛でない事に気がついたのです。

体が楽な分精神的苦痛も少ないのかもしれません。

バランスが大事で、平衡を目指す中医学ですから、度をわきまえる事は体にとって良い事はわかっていますが、我慢我慢ではストレスがたまってしまいそうです。

でも、我慢にも度が必要なんですよね~

結局身体的にも精神的にも一番負担が少ない適度なところで折り合いを見てやっていけば良いのですね

「過ぎたるは及ばざるが如し」と言いますが「過ぎれば逆に害となる」事も沢山あると思います。

《度をわきまえる》

とても意味の深い、大事な事だな~  と思いました。
コメント
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