国土交通省のタクシー券使用が問題となっている。
「みのもんた」のワイドショーでは、国土交通省のある職員は、年間490万円のタクシー券を使用したものの、超勤時間は1日1~2時間に過ぎないと言う。もちろん、これはサービス残業を余儀なくされているためだが、国土交通省の担当者が「サービス残業によるものと認識している」と説明しても、みのもんたはあざ笑うようにして話をそらせていく。画面には「赤ら顔をした国交省の職員を家まで乗せた」というタクシー運転手の証言が流される。だが、加工した声だけなので、それが事実かどうかは確かめられないようになっている。
「道路特定財源」があるので、こんなに勝手にタクシー券を使用している、とんでもない奴らだ、というのが「みのもんた」の筋書きなのだろう。だが、公務員のサービス残業が、極限まで続いている職場も数多いことを忘れるべきではないだろう。
「格差社会」が進む中で、「公務員攻撃」は格好のストレス発散の場となっている。以前だったら、「給料が安くてお気の毒に…」と言われた公務員が、今や「税金泥棒」か「犯罪者」であるかのような扱いだ。マスコミは、職業柄、正面切って反論できない公務員を格好のスケープゴートと考え、集中攻撃を加えているのだ。
国はもとより県庁や市町村の役所に勤める皆様におかれては、もっとマスコミ報道を注視し、時には怒るべきでしょう。平日、年次休暇を取るようなことがあったら、ぜひ、朝や昼のワイドショーを見るべきです。貴方が勤めている間に、貴方の仕事そのものを侮辱するような番組が毎日垂れ流しにされているのですから…。特に、みのもんた、福澤朗、この二人は最悪。TV局では、テレビ朝日とTBS系列がひどい。
たまには、こんなに公務員を擁護するブログがあってもいいでしょう。個人的には、公務員は好きではないけれど、まだ一生懸命、公務員なんかやっている友人もいるので…。