どう考えても「死刑」相当としか考えられない事件にようやく死刑判決が出た。
山口県光市の母子殺害事件で、殺人や強姦致死などの罪に問われ、最高裁が無期懲役の2審・広島高裁判決を破棄した元会社員の男性被告(27)=事件当時(18)=の差し戻し控訴審判決公判で、広島高裁の楢崎康英裁判長は無期懲役(求刑・死刑)とした1審・山口地裁判決を破棄、被告に死刑を言い渡した。
人権派弁護士のアドバイスで証言を翻した犯人は、一時、無期懲役をかちとったが、やはり最高裁は節穴ではなかった。今回の広島高裁の判決は、極めて妥当なものだった。
本村さんへのインタビューを見ていると、やはり「朝日」の記者は、犯人の人権に目を据えた質問を浴びせている。どこまで腐った輩なのか、と思った。
被害者家族の心労を考えると、察するに余りある思いがする。本村さんは、一生この出来事を背負って生きていくのだから…。偉そうな「死刑廃止論」などは、彼の前では話すべきではないのだ。