いつも訪問するブログ「乗念の見える部屋から」http://blog.goo.ne.jp/hi-kanaiに、美空ひばりの遺作となった「川の流れのように」の歌詞を見た。遠縁に当たる103歳のおばあちゃんの葬儀があり、終わりに故人の好きだった歌が流れた、とあった。
いつも聞き流してきた歌詞を追うと、知らないおばあちゃんの人生が見えるような気がしてきた。
知らず知らず 歩いてきた
細く長い この道
振り返れば 遥か遠く
故郷(ふるさと)が見える
でこぼこ道や 曲がりくねった道
地図さえない それもまた人生
ああ 川の流れのように ゆるやかに
いくつも 時代は過ぎて
ああ 川の流れのように とめどなく
空が黄昏(たそがれ)に 染まるだけ
「川の流れのように」、 こんな歌詞だったのか。あらためて、心に染みる入る歌詞である。