蜜がいっぱい入った、真っ赤なサンふじが届いた。妻の里、安曇野産だ
リンゴを見つめていると、思い浮かんだのは、三橋三智也の「リンゴ村から」
”覚えているかい故郷の村を ~ 真っ赤なリンゴ~”、小さいころ食べたリンゴは青森産の紅玉だったのだろう。
そして、 また、中学生のころか、図書館で借りた藤村詩集。 淡い思い出に、しばし思いを馳せた。
”まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり
やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり
わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情に酌みしかな
林檎畑の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ”
リンゴの品種改良も進んだ。あの黄緑にほんの少しの赤が混じった大きなインドリンゴも懐かしい。
最近は黄色い王林が復活したようだ。これもおいしい。リンゴはなんと言ってもシャキシャキ感が良い。
そうそう、 毎日幾つも皮を剥いている身知らず柿だが、これは保存が利かない。そろそろやわらかくなってきた。
思いついて数個、顔の良い柿を冷凍にした。いつか佐渡へ行ったとき、食後のデザートに出たことがあった。季節は秋だったか、いくつか来年夏に楽しめたらと思っている。
昨日の大雪、只見や金山では1メートルを超えたらしい。若松は40cmほどか、去年より10日ほど早い。
昨日は町内会館の大掃除、雪のため会館内だけ念入りに行い、玄関にしめ縄も飾った。
引き続き役員会、その後は年忘れの反省会で一杯やった。
一杯で収まらない悪習、またまた呑みすぎた。一夜明けて今朝、反省しながらきのうの宴の後片付けに出かけた。
青空も見え、残り柿に雪が美しく積もっていた。カメラを持って裏の八幡様にお参りした。
昨日一緒に呑んだ宮司さんが、参道の雪かき中だった。社殿の前でしばらく立ち話。
戦争で、出征兵士を送ったころの思い出話は、8日夜、NHKで放映された「巨大戦艦 大和 ”乗務員たちが見つめた生と死”」のシーンと重なった。
歴史は繰り返す、殺し合いの戦争が世界各地で起こっている。そして、この選挙でも国防軍とは。憲法改正を叫ぶ党を首をかしげ複雑に見つめている。
いろいろお参りして長い階段を下りると、一天にわかに曇って、雪が舞い始めた。今日一日予報は雪降りだ。