受付・資料配付 土壌観察
もり案の地区研修会に講師として参加した。
研修場所は、喜多方市中山森林公園、これまで、温泉には良く入りに行ったが、あの池の裏にこんな素晴らしい自然公園があるとは知らなかった。
雨が心配だったこともあり、また、昆虫が少ない実情を考慮して、90分ほどの与えられた時間を、写真を中心に虫の話を考えた。
前半は昆虫を僕の撮った写真で概観することにした。準備した写真は100枚を超えた。
後半は、いつも心配している、マダラナニワトンボ、コバネアオイトトンボ、ヒメシロチョウについて、保護の必要性を訴えた。
写真は、1週間かけてA4判写真用紙にコピーして、硬質のカードケースに入れた。
資料は全10ページを参加者分(17部)整えた。
資料の内容は以下
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テーマ 「会津のチョウ・トンボとその保護」
1.昆虫概観 昆虫、トンボ、チョウ
2.絶滅が心配される 会津のチョウ・トンボ
(1)環境省の第4次レッドリスト
(2)消えていく身近な虫たち
(3)写真集:愛おしい会津のチョウ・トンボたち
3.チョウ・トンボの保護を考える
(1)自然の中のビオトープ
(2)絶滅寸前のマダラナニワトンボ
(3)B地区のヒメシロチョウの保護
4.昆虫老人の願い
(1)自然保護を訴える
(2)自然保護思想を育てる
(参考資料)
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: (表紙に、テーマと内容タイトル、連結打空産卵しているマダラナニワトンボの写真を添えた。)
曇り空の中、管理棟の野外で約1時間20分ほどの話を、皆さん熱心に聞いてくださった。
その後、山へ入りわずかに飛び交うアキアカネ、ノシメトンボをとらえ観察した。
「これはこうで、アキアカネのオスです。」と解説したら、なんと捕らえた腹部の赤い尾からなんと卵を産んだ。
疑問のまま、その場ではメスであったことを不思議に感じた。あとで調べると、アキアカネのメスにも赤くなる個体もあることを知り、反省、反省。
昆虫観察をしながら、途中、土壌のことをE.satさんから指導を受けた。
朝8時45分開会式、(昆虫観察会と土壌観察会)の研修を終えたのが11時45分だった。
帰りに温泉に浸かる計画だったが、疲れた。かなり延びた会津縦貫道路を走りまっすぐに帰宅した。
秋風が吹き込む窓辺で、一仕事終えた開放感に浸った。 2015.9.5 (土)