エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

マダラナニワトンボに再会

2015-09-18 | Weblog

はるくんの保育園、祖父母参観に行った。隣はかなちゃんの幼稚園だ。

約1時間、はるくんと遊んだ。悠くんより一つ下だが、早くから保育園に出されているのでたくましい。

来月はかなちゃん、そのあとは小学校の笹りんどう祭と忙しい。その前に、会津まつり前日の萌えちゃんの鼓笛パレードと。忙しい忙しい

   

 

昼前に、午後からのすずちゃんの世話をばーちゃんに頼んで、里山へ。マダラナニワトンボとの再会を願って・・・。

環境省でも、県でも絶滅危惧1類に分類され、絶滅が危惧されているトンボだ。

数日前に、一頭に巡り会ったが、いよいよ水辺近くに相手を求めて出てくる時期だ。

一昨年,マダラナニワトンボの産卵が見られた水辺では,昨年は水位が上がり,周囲は笹藪で産卵に適した陸地がなくなってしまった。

マダラナニワトンボは,ノシメトンボと同じで、連結して水辺の陸地に打空産卵する。

昨年は見られなかったが、数頭を見かけることが出来た。水辺のミソハギやワレモコウのてっぺんに止まっていた。

  毎年、1頭だけを見かけていた水辺の林道で、今日は運良く4,5頭のマダラナニワトンボを見かけた。

いずれも,ヨモギの花穂のてっぺん,ススキの穂、オオマツヨイグサのてっぺんに止まっていた。いつも泰然自若近づいても逃げない。

彼の習性を知ることが出来た。他の赤トンボとは一回り小さく,オスは黒い赤トンボ、雌は黒くならず、胸の黄色が目立つ。

 ♂ 

 ♀  

 

 

 水辺の草に,小さいアジアイトトンボがスイスイ飛んでいたが、ほとんどが交尾態で飛び回っている。

少し大柄なのは、いよいよ産卵のために水辺に移動してきたコバネアオイトトンボだ。アオイトトンボが多く抽水植物に産卵していた。

笹藪では純肉食のゴイシシジミが、葉裏にアブラムシを探している。どこも個体数が少ないようだ。何とか生息を続けて欲しい。

秋になって、頭花を下向きにナンブアザミが咲き、イチモンジセセイリやキチョウが蜜を吸いに訪れていた。

コバネアオイトトンボ ♂                          アオイトトンボ                         集団で産卵

  

  ゴイシシジミ♂ モンキチョウ♂

カマズミの赤い実がたわわに実り、ウメモドキも美しい。こぶしの実も弾け始めた。ヤマウルシも色づき始めた。

 

 コブシ ヤマウルシ

 アキアカネ♂ ノシメトンボ キトンボ♂  マユタテアカネ♂ 

 オオリリボシヤンマ産卵

 ヤマボウシ     

R公園のヒマラヤシーダ  やはり、雌雄同株がまだ、信じられない。 今開花の時期だが、同じ木に雄花、雌花を一緒に見るまでは信じない。

 雄花 雌花

水辺での産卵風景を見たいと思っている。(2015.9.18)

  今日の麗しの磐梯

 


雨上がり 秋の朝

2015-09-18 | 日々の生活

7時過ぎ、孫たちを送る一足先に武くん、ばーちゃんが市道まで送る。

     「行ってきま~す」、続いて萌えちゃんは元気が良い。

カメラを手に、雨上がりの庭を巡る。

チラホラ咲き始めたキンモクセイが、あっという間に満開、優しいニオイが漂う。

サンショ、ムラサキシキブ、柿が色づいてきた。小さな実をつけるサンジソウ、アイもコスモスも満開だ。

  

  

 

アキノキリンソウがほころび、シオンのつぼみもそろった。オレンジ色の丸いのはスズランの実だ。もう終わったかと思っていたヤブラン。

鉢植えの盆栽に、どこから根付いたか、ツタが秋の色に染まっていた。

 

   

ブルーベリーの葉裏に、大きなイラガの幼虫を見つけた。何度か飛び上がる痛さに参ったこともあったが、うなずける棘は美しくさえある。

ばーちゃんにも見せた。 早速潰せと言うが、一寸の虫にも・・・、なんだか可哀相な思いだ。

見上げると、高いクモの巣にオニヤンマが引っ掛かっている。クモの巣がキラキラ輝いている。何を見ても、切なくなる。

    

定刻の8時、テレビ朝ドラ「まれ」を見ている。

いつもなんだか切なくなる。目頭が熱くなる。秋はそんな季節なんだろうか。