厳寒の湖水で 感動に震える。
雪の季節には何度も猪苗代湖を訪ねている。
しばらくお日様を見なかったが、良い陽が当たっている。
明日からは、天気予報に雪のマークが続く。
雪の合間の冬の晴天、孫2人を預かる妻には申し訳なかったが、ハクチョウに会いに行った。
厳寒の浜に一人佇み、鳴き交うコハクチョウや漂うオナガガモを眺めては感動に浸った。
そしていつも、この純粋無垢な水鳥たちと共に大自然に生かされている幸せを思っている。
暮れに蜃気楼を見たが、今日は穏やかな日に対岸を眺めた。
紺碧の湖水に凛々しい磐梯が浮かんでいるはずだったが、中腹より上は雲の中。
でも、凍える手でスケッチブックを拡げ数枚を走り描き、余白にはいつもの感動を添えた。
"厳寒に立ち尽くす幸せ 涙あふるる感動 青き湖にコハクチョウ列をなし 緩やかに流れる
大自然の使者よ しばしやすらぎ遊べ おまえたちは素晴らしい この静寂に生きていることの喜びを共にせん”
この山紫水明の大自然に、また不思議な勇気をもらった。
水鳥たちとの別れの季節までに、孫たちにもこんな心揺さぶられる感動をして欲しいと思った。