エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

春彼岸 ルリボシソウ

2017-03-18 | 日々の生活

 雪に眠っていた墓地に、父母に会いに行った。

   

何か催し物があるのか、体育館脇の駐車場はほぼ満杯だった。雪吊りの片隅に、活躍した除雪ブルが整然と並んでいた。

文化センター前、うずたかく残る堅雪の脇で、雪よけの竹柵が外されていた。

雪に倒れ道をふさぐ細い竹をくぐってお墓に参った。

枯れた松の木が心配だったが、何とか倒れずに冬を越した。

カロート周辺の濡れ落ち葉をかき集めた。花を手向け、線香を焚いて手を合わせた。

何とか健康で年を越した家族の近況を報告をした。

帰路、カメラを提げたHuru先生に会う。「キタテハが出ていました。」「私も庭でテングチョウを見ましたよ。」

シーズンの始まりを確認した。

また、もう10年ぶりくらいか、能楽堂前でOnu先生に会った。そうそう、昨日はスーパーでSige先生と・・・、出歩くと不思議と久々の出会いがあるものだ。

 

あっこちゃんから携帯、「ふれあい」に居ると。帰路立ち寄りしばし遊ぶ。

その足で我が家へ、みんな今日はお泊まりという。(ママが夕方の送別会幹事で、帰りが遅い)

 

 

お墓へ向かう途中学鳳校の南の土手にルリボシソウの群星を見た。

お昼を済ませ、カメラを提げて出かけた。

あれほど穏やかだった天気、一瞬かき曇り、にわか雨がポツリポツリ。折角出たからとお花畑へ急いだ。

 じっくり写真を撮っていると、雲の合間から春の陽が顔を出した。

 ヒメオドリコソウ、ハコベ、タネツケバナも咲いている。

  

 

図鑑を見ていると、タネツケバナは種もみを水に漬け苗代の準備をするころ咲くことによるとあった。また、ハコベの語源は不明と。

ルリボシソウはいつか自分で名付けたオオイヌノフグリのこと。

10年も前のブログには、
 『俳人虚子は「いぬふぐり 星のまたたく 如くなり」と詠んでいる。

  私もこの輝く星の様なイメージを考え、これからは「るり星草」と呼びたいと思っている』 とあった。

ようやくの春を「るり星草」と共に喜びたい。

その他庭に春を探す。

   

 落ち葉をよけるとクリスマスローズつぼみ

  君子蘭一株に花芽    マイバイクを出す。最後の雪