昨日発見のジャコウアゲハの前蛹態が今日蛹化した。
生年月日不詳ながら、ヤマボウシに絡まったウマノスズクサで順調に育ち、直線距離3mか、居間の外壁にたどり着いた。
この蛹、今年の発生はないと思うが・・・。
いま、孵化し始めウマノスズクサに穴を開け始めた幼虫と一緒に、来春我が家の庭から飛び立つ光景を想像した。
それにしても、母チョウは我が家の食草に滞在10日ほど、考えもしなかった。
ときどき2~3頭見かけていたが、このジャコウアゲハ、左の尾状突起が破れていた同じ個体だ。
いま、ウマノスズクサガ絶滅危惧種と聞いた。確かにあまり見かけない。
ようやくたどり着いたいのちの草、彼女もそう簡単には離れられないのだろう。
気にはしていなかったが、これまでは通りすがりに産卵というケースがほとんどだった。
前脚で一枚一枚、葉を間違いないかを確認しながら丁寧に産卵していた。
一休み
ときどき思う。食草が全てだと。
でも、間違うケースも。近くのヤマノイモに産卵している。ここではウマノスズクサと絡み合っているので心配はないが。
確かに似ている。右下がウマノスズクサ
日々、その愛おしいいのちの営みを見つめてきた。
今朝は彼女に会えないでいる。彼女の、元気で精一杯のいのちをを祈った。