エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

授業「貴重なヒメシロチョウを守る」の打ち合わせ

2019-09-20 | 教育を考える

 4年間続けてきた小学校での授業「貴重なヒメシロチョウを守る!」、今年も、計画していたより遅くなったが、お彼岸の連休明けに実施することになった。


 だんだん3化のヒメシロチョウも姿を消すころだが、何とか今年も子ども達に産卵風景を見せたい思いだった。

  今日、授業の打ち合わせにお邪魔した。

 数十年観察し続けてきたヒメシロチョウは年々生息場所も狭まり、発生個体数も徐々に減ってきた。

  いつもヒメシロチョウの保護を願ってきたが、

そのための近道は、生息地域の子ども達に、故郷に生き続けるこの貴重なヒメシロチョウについて知ってもらうことが一番と考えるようになった。

 

打ち合わせの後、下見を兼ねて、授業で散策する裏山を歩いた。

秋の深まりの中、数頭のヒメシロチョウが穏やかに舞っていた。産卵も見られた。

さらに、既に数匹の1令幼虫も発見した。授業当日、チョウが見られないときには卵や幼虫を観察させたいと思う。

   

既に1令幼虫が  

いつものように、教室での話しは少なくして、自然観察に時間をとるつもりだ。

学校から裏山への道すがら、いろいろな植物や虫を観察する。

【下見した草花 チョウなど】

アキノノゲシ ヒガンバナ

イタチササゲ マルバルコウ

ツリフネソウ タカサブロウ

ミドリヒョウモン ソバの実膨らむ

  アカタテハ

ホソバセダカモクメ 

 

そのための観察メモ原稿を準備した。いつものヒメシロチョウが全て分かる自作資料も準備した。

ヒメシロチョウを通して、子どもたちには自然への興味・関心を持たせたい。