(写真は昔 撮ったもの )
絶滅危惧種のヒメシロチョウは年3回の発生で、唯一生息する土手では数年前から個体数は減少傾向にあった。
昨年秋の発生状況からは、この春の発生がきわめて心配であった。
6年前から、食草のツルフジバカマの分布が大切と考え、阿賀川河川事務所に協力いただき、
年2回の一斉草刈りの際に一部を刈り残してもらってきた。
いよいよ、絶滅が危惧される春を迎えた。
4月に入り数回、昨日も生息地する土手を訪ねるも、まだ発生は確認できなかった。
ようやく、昨年の食草ツルフジバカマの枯れ残った褐色のツルに、新芽が萌え始めた。
タンポポも開き始め、キタテハ、モンシロチョウ、モンキチョウが数頭吸蜜していた。
詠めない俳句に、夢を託した。
待ち待ちし白いチョウの命想いて
チョウの舞う土手の賑わい明日もまた
萌えし草明日こそ舞えよヒメシロチョウ
ヒメシロの明日のいのちを願うのみ