今日もウスバシロチョウに会いに出かけた。
近間なのでほぼ毎日見に行くが、今年は発生が遅いようだ。 たぶん4月の低温が生育を遅らせたのではないだろうか。
ウスバシロの林ではまだ早かったが、帰り道に1頭を初見できた。残念ながら写真は撮れず。
あのたおやかな舞いもまもなく見られるだろう。
小一時間の予定だったが、いつものように寄り道。産卵が盛んなヒメシロの里へ回った。
田の土手は、最近草刈りしたようだ。産み付けられた新しいいのちが犠牲になった。
6年前から、町所有の広場や賛同頂いた一番上の土手は一部を刈り残してもらっている。
草原性のチョウは草刈りも必要だと思う。でも、いつでも食草があることは少しは気が休まる。
この辺一帯は,ツルヒジバカマがどこにも分布し、,絶滅の心配はない。
カラスノエンドウは食べない
ミヤマセセリ、トラフシジミ、ヤマトシジミ、ツバメシジミなどを初見できた。
ミヤマセセリ トラフシジミ
ヤマトシジミ ツバメシジミ
ルリタテハ
キアゲハ オドリコソウ
田の畦の手彫りの水路には,オツネントンボ、ホソミオツネントンボが盛んに産卵していた。
シオヤトンボ♀
小学校の土手はきれいに草刈りが終わっていたが、オクウスギタンポポの数株が刈り残され、綿毛が飛んでいた。
先日丁度出会った、用務員さんが、その部分だけ刈り残してくれていた。感謝、感謝だ。
モンシロチョウ
林道の、遅ればせの山桜が吹雪のように散っていた。
コンロンソウ
達治の”甃の上”をつぶやいた。我が青春の詩だ。
あはれ花びらながれ
をみなごに花びらながれ
をみなごしめやかに語らひあゆみ
うららかの跫音〔あしおと〕空にながれ
をりふしに瞳をあげて
翳〔かげ〕りなきみ寺の春をすぎゆくなり
み寺の甍〔いらか〕みどりにうるほひ
廂〔ひさし〕々に
風鐸〔ふうたく〕のすがたしづかなれば
ひとりなる
わが身の影をあゆまする甃〔いし〕のうへ