珍しいトンボに出合った。
美しいモートンイトトンボ(環境省レッドリスト:準絶滅危惧種) 未だ発生したばかりの個体から、すっかり成熟したものまでいた。
モートンイトトンボ未成熟の♂をファイダーで覗くと、ちょっと変だ。頭部背面の眼後紋の特長的なL字が切れているではないか。
L字が切れて4つあるように見えた。
帰宅して調べてみた。
手元にある「日本のトンボ」には、別種のヒヌマイトトンボの特長として、眼後紋が4つあり、2つに分離するのは国内では本種のみの記載があった。
モートンイトトンボの解説には、L字状斑紋がある種は国内で本種のみとある。
この2種は近縁にあるとも書かれていたが、こんな事はあるのだろうか。
チョウについては斑紋異常など、ときどき変わった個体を見つけていたが、トンボの、しかも同定の特徴的な違いは初めだ。
この事実をどう解釈できるのか知りたいと思う。
近いうちに専門家に尋ねてみたいと思う。
モートンイトトンボ 全長 ♂23~32mm ♀22~31mm
未成熟♂
未成熟♀ 成熟♀
成熟♀ 未成熟♂ L字眼後紋
L字が切れている
成熟♀ 未成熟♀
キイトトンボがすっかり黄色くなっていた。 全長は♂31~44mm ♀33~48mm
連結 産卵 ♀の複眼は緑色 ♂腹部先端背面が黒い
(2020.7.1)