
朝夕めっきり寒くなり、気づけばチョウやトンボの姿も消えた。春先から里山を巡り、小さな命を撮り続け、そのときどきの感動をもらってきた。
深まる秋に、いつも癒されてきた四季の移ろいに感謝している。
銀色に輝くススキが微かに揺れる山道で、色づいた木々の紅葉を楽しんだ。
この時期にだけ訪れる静寂の落葉松の林を眺めていると、早春の芽吹きの美しさと共に、いつも東山魁夷作品「緑響く」を連想する。
この静かな水面に映る緑はスギの林だろうか。私にはやがて色づく落葉松に思われてならない。
大自然にひっそり、慄然と林立する幻想的な落葉松林はどこまでも美しい。
しばし、薄黄色に染まった林を見つめていると、白秋の歌が浮かんでくる
「からまつの林を過ぎて、からまつをしみじみと見き。からまつはさびしかりけり。たびゆくはさびしかりけり。」
やがて迎える雪の季節は、ときどき真白な秀峰磐梯を眺め、猪苗代湖に飛来する冬鳥たちと遊びながら過ごしたい。
感じます。
来月末には初雪でしょうか?
美しかったで~す。
そーですね。早いと11月末に根雪になる年もありました。
またじきに雪ごもりの生活が始まります。