峠道の杉林には、いつも県外からの採集者が何人もいた。
町長への投書欄に現状を書いて訴えて10年にもなる。
5~6年前の町の天然記念物に指定され、採集者は減った。
恒例の春先の撮影で、採集者に会うことも少なくなった。
今年は春が早く、早くギフに会いたいと3度目の訪問だった。
これまで2度は、峠道はまだ残雪で通れなかった。
山道はカタクリが終わりに近かったが、ところどころに雪が残っていた。
今日は、ギフチョウとスギタニルリシジミに会いたかったが、運よくギフに出会えた。
普段は、カタクリへの吸蜜場面を撮らせてくれたが、時期は少し遅い。
彼女たちはコシノカンアオイへの産卵の時期だった。
おにぎりをほうばっていると、足元にギフチョウが飛来し、落ち葉に止まった。
産卵姿勢 ↑
暫らくカタクリの葉を確認しながら低く飛んでいた。
足元に注意すると、ところどころに食草コシノカンアオイが生えていた。
コツバメ イオウハシリグモ
虫食われ花びら
8枚の花びら発見2株
(参考)昨年は9枚を見つけた。
【カタクリ】花弁9枚ある「カタクリ」発見! 西会津の杉林に珍しい花 2020年05月05日
https://www.minyu-net.com/flower/spring/FM20200505-484037.php
エンレイソウ アズマイチゲ キクザキイチゲ
オオバキスミレ イワカガミ咲く
キジムシロ ヤマエンゴグサ
ミヤマカタバミ イカリソウ
最近、老齢だろう平衡感覚に心配な面がある。
疲れもあり無理せずに、いつも訪ねるポイント2か所で我慢した。
また来春、感動をもらいたい。(2021 4/27)
(参) 拙ブログ 「 ギフチョウ、ヒメギフチョウのこと」 2020-04-27 | 昆虫
https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/028718d4d4a7aaf099f235566c924903
ぜひヒメシロチョウとギフチョウに会いに行きたいです。
今年はトラフシジミやツマキチョウも時期を逃してしまいました。
カタクリにコツバメなんて素敵ですね!
早春の花も撮りにいけずでしたが、マッチャンさんのブログで
いろいろ観れて良かったです!
心配していた春型は行けるときに行っていますが
ほんの数頭です。いつも観察する産卵風景などは当然無理、夏型が心配です。夏型発生まで、6月の一斉草刈りが待っています。卵や幼虫と草刈り時期の重なりがポイントでしょう。
希少なチョウやトンボだけでなくても、ほとんどが極端に減少しているような気がします。