居心地は
居間に挿したる
サザンカの
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大病から10年、欲張らずにあと3年は大丈夫だろうと求めた3年日記だった。
その3年目の元旦、もう少し豊かなこころを取り戻したいと認めた。
年の瀬にこの備忘録で過ぎし1年を振り返ると、なんと空白の日が多かったか。
それは、多忙で自分を見失うことが多く、いかに貧しい心で過ごしたかの証しだった。
年が明け、孫七人、家族そろっての賑やかな新年会も終わり、世の喧噪が戻ってきた。
遠く離れた中東の複雑な争い、テロや難民問題、また我が国でも頻発する事件や事故、
相変わらずの経済優先の社会を見る。
さらに原発事故で避難を余儀なくされている方々の労苦を思うと、胸が詰まる。
日々平穏に過ごせる我が身を申し訳なく思わざるを得ない。
静かに降り始めた雪の庭を一人眺めながら、
ふと若き日に私を惹きつけた良寛の豊かさを思い浮かべた。
近いうちに越後に雪の五合庵を訪ね、もう一度自分の生き方を見つめたいと思っている。
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明日は十日市だ。
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