エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

心に響いたこと

2006-03-08 | 日々の生活
○ ハクチョウの北帰行始まる 
雪の磐梯山を背景にコハクチョウの北帰行が始まった。
叫びながら猪苗代の雪原を舞う冬の使者との別れが、いつも哀れで切ない。
また暮れに来いよ。待っているよ。

○ 春を待つ 木々に降る雨 温かし
雪から雨へ。弥生3月の雨は、しっとりした春を感じさせた。
ウメのつぼみはまだ堅いが、雨の滴が枝に玉をなし光っている。
芽起こしの雨という表現があったかどうか?そんな温かさを感じさせる。
空に伸びる枝ごとに雨の滴が輝いてとても美しかった。
時が止まり、ふと、幸せって何だろうと考えた。


○ 手折りしレンギョウの 黄色目映し
軒の雪がどーんと落ち、植え込みのレンギョウの株が被害を受けた。
折れた枝を切りそろえて花瓶に挿し、暖かい室内に置いた。それから2週間、
米粒ほどの堅かったつぼみが膨らみ、色づき、黄金の花弁を開いた。
窓ぎわの春の陽に当てると、喜び輝いた。
戸外のレンギョウの芽は未だ堅いままだが、室内の新芽はもう5,6センチにも伸びている。
   レンギョウの 手折りし枝に 咲く真冬



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