エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

感性、情操豊かな若者を!

2006-03-07 | 教育を考える
 夜のうちに積もった春の雪が青空に映え、降り注ぐ日の光がまぶしかった。しばらく雪雲に見えなかった秀峰磐梯が凛々しく聳え、あまりにも美しかった。
 いつも美しいものに触れ感動する感性を思っている。感性は価値あるものに気づく直感的な能力だが、外界への細やかな観察の積み重ねにより深い認識を持つことができる。学校教育のみならず青少年にはそうした場面が是非必要だ。教育が心豊かな人間らしい生き方を求めるならば、恵まれた郷土の自然の中で豊かな感性を養わなければならない。
 やわらかな日差し、雲の流れ、夕焼けの微妙な色相の変化、鳥のさえずり、木々のそよぎ等々、心動かされる刺激はいつも身近にあるが、若者のこうした生活体験は実に乏しいと思う。
 偽りの豊かさを享受し続ける一部の若者の乾いた心にふれる度に、あらためて知識だけでない、ゆったりした時の流れの中での豊かな感性、情操の大切さを思わざるを得ない。

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Merge)
2006-03-08 19:16:02
コメントとTBありがとうございました。大分前にTBいただいたのですが、返事がおくれてしまって申し訳ありません。



福島県の学力は下から二番目とかと聞いたことがあります。福島県と縁のある自分としては非常に憂えています。ここ10年、劣化は激しいものがあるのではないでしょうか。男女共学などを住民の反対を押し切って実行した市議会、県議会等、まったく許せません。



伝統破壊もここまで来たかと憤っております。日本人はいつになったら戦前のように日本を愛することができるのでしょうか。
返信する

コメントを投稿