エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

雨の中の自然観察

2019-09-02 | 教育を考える

雨の中の自然観察

 J小学校の放課後を利用しての子どもクラブの活動を手伝っている。

これまで、1回目は開講式当日6/21、雨天でもあり、昆虫じいちゃんの自己紹介、少し虫の話し。

教室での話しだけではと、にわかづくりの教材「葉っぱのかたち」に取り組んだ。 

一週間後の第2回6/28は,市のバスをお願いしこどもの森で自然観察を実施した。

3回目の今日は、正味1時間程でそれなりに充実した活動を計画していた。

しかし、出発までが長い。4年生以下の20名、指導付添5名で、30分遅れで出発した。

おまけに、出発直前まで止んでいた雨が、現地に着くころは本降りとなった。

折角の現地の自然の中だ。僅か15分程度だったが、雨の中を池のまわりを巡った。

「自然観察」の趣旨は前回同様、《それぞれの環境で精一杯生きている生きものの姿を見せる》こと。

当初思い描いた内容は消化できず、成り行きでの成果に期待することになってしまった。

マユミの葉にいくつものセミの抜け殻があって助かった。子ども達が争って抜け殻を採集した。

そこでは、アブラゼミ、ミンミンゼミ、♂と♀の判定などで盛り上がった。

ここではあらためてルーペが必要なこと(子ども一人ひとりと、我が視力からも)を思い知らされた。

雨降りにも,山際いっぱいにクズの芳しい香りが漂い、美しい紅ムラサキの花のこと、香り、茎の毛、根からのデンプンクズ粉、

最近、この根を狙うイノシシ、そして、秋の七草のこと等々を熱心に聞いた。

2度と忘れない名前となっただろう。

数名がニホンカナヘビの幼体を捕まえて大喜び、飼い方を聞いてきた。

ある子はアカスジキンカメムシの幼虫を持ってきて尋ねた。
 

今回、是非見せたかったオルリボシヤンマのテリトリー、ホバリング飛翔もこの雨降りでは現れず残念だった。  アジアイトトンボも・・・。

短時間の雨降りの中だったが、もう少し時間があれば...と思った。

 雨がなければ・・・

  アカスジキンカメムシの幼虫

「まとめ」もこの雨降り、バスへ戻って話すことに。

今回は、記録用に『第3回 自然観察 メモ』を準備したが、雨やら、時間やらであわただしく、後で書かせることとした。
   メモの内容   ○見つけた生きもの ・植物 ・虫や鳥など  ○思ったこと、考えたこと
        観察した生きものについて学校や家で本などで調べさせたい。

小雨決行と考えていたが、かなりの降りの中での観察となった。

中止の場合の教室での活動に備え、写真の他、チョウや、セミ、トンボの抜け殻、木の実類などの標本も準備していたが,またの機会としよう。 

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午前中は「森で遊ぼう」の事前調査で、金堀へ。

  

午後は雨の中の「こどもの森」へと、痩せた身には多少応えたが、充実した1日となった。

 


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