久々の快晴、今日も飽きることなく里山へ出かけた。今日もマダラナニワトンボには会えなかった。
9/25に、思いがけない場所で、ぞばの実に止まっている彼女に会えた。以来、今年はあの素早い動きをする黒い赤トンボに会えないでいる。絶滅危惧種Ⅰ類の彼女、心配が現実となってきた。
ここ5,6年、ペアになって産卵を繰り返していたマダラナニワトンボ、昨年もさかんに打空産卵する姿を何度も写真に撮ることが出来、安心していたのに。
2011.9.27撮
本当に条件が整い始めて生息できるトンボたちだ。そのいのちはわずかな環境の変化で崩される。今年のヤゴの成虫に夏の暑さ、干ばつの影響はなかったのだろうか。池の水位はいつもより5,60cmほど低下していた。そのため水温も変化し、植生も変わった。
マダラナニワトンボは池の近くの水のないところに4,50cm上空から卵を落とす。
春先に雪の消えた、池から離れた場所で孵化した幼虫が池までたどり着ける確率はどうなのだろう。絶滅を防ぐことが出来ないもどかしさ、どうすることも出来ないむなしさを感じている。来年こそ再びの再会を祈っている。
トンボたちが少なくなって寂しい。 オオルリボシヤンマが産卵していた。 オツネントンボ。
途中、レンコン池を覗くと、水が抜かれ、実が葉よりも高く青空に背伸びしていた。
小春日にアキアカネ、マユタテアカネ、ノシメトンボが穏やかに止まっていた。
顔面が真っ白なマイコアカネに会った。彼女も最近ずいぶん少なく感じている。なぜだろうか。赤くないので♀だろうか。しばらくぶりだったので、ずいぶん小さく感じた。
マイコアカネ♀ シオカラトンボ♂
猪苗代にハクチョウが飛来との新聞報道があった。10月中半、いつもハクチョウを撮りに翁島まで行くのが常だった。磐梯山麓を雄大に舞うコハクチョウを撮りたいからだ。
2010.10.24翁島で
餌付けが禁止されてから、コハクチョウの行動が変わった。冬景色にハクチョウがぴったりの笹山浜には、全く来なくなった。真冬には大群が寄る崎川浜にも、雪の降る前には湊地区の田にいることが多い。時期や時間帯を考えて、今年もハクチョウたちの感動の写真を撮りたいと思っている。
昨年 崎川浜で
山の公園の道路脇で、足の不自由な旦那さんを車いすに下ろしている老夫婦に会った。ドアが道をふさいでいたが、ゆっくりで構いませんと声をかけた。体格のいい旦那、か細い奥さんには大変で、よほど手伝おうかと思った。
静かな公園の片隅、木陰でお昼を共にするのだろう。遠くから夫婦の清々しい心を思った。
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