今季一番の梅雨らしい一日だった。所要があり、妻と郡山へ。
高速ICまでの通り道のいつものC地点に寄った。
数日前にもトリアシショウマに集まる虫を撮ったが、ポツリポツリ雨が落ち始めた曇り空の下、結構虫たちが集まっていた。
トラフシジミが多い。翅を閉じて吸蜜に夢中で、長時間ほとんど逃げない。
手を触れると、飛翔はやはり驚くほど速いが、すぐに近くの葉に止まった。
一瞬、ミドリシジミかと思えるゼフィルスに似た敏捷な飛び方だ。
滞在10分、幸運にもトラフシジミが羽を開いてくれた。ほとんどいつも翅を閉じている。
曇り空で、明るい輝きは見られなかったが、暗いブルーが美しかった。
オカトラノオに数頭キマダラセセリが来ていた。
【トラフシジミ夏型】
【キマダラセセリ】
【ヒメトラハナムグリとヨツスジハナカミキリ】
峠を登り切り八田野へ出ると、雲がなびいて磐梯の山容がとても美しかった。
磐梯熱海ICを下り、郡山への街道沿いの松林に立ち寄った。
毎年、ヤマユリの群落を見るのを楽しみにしている。
今年も梅雨に豪華に咲くヤマユリを見ることができた。
若松ではまだだったが、大きなユリが強い芳香を放ちながら美しく咲き出していた。
これ以上の贅沢はない。
トラフシジミは食草も豊富で、こちらではいつも見られます。ゼフと違って写真は撮りやすいですね。
翅は照度、温度、湿度等、どんな条件で開くのでしょう。興味あることです。
今日は、オナガシジミ、エゾミドリシジミを見ました。