エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

再びシーダーローズ

2010-07-09 | 自然観察
    この春、山形・羽黒町の今井繁三郎美術収蔵館から宅急便が届いた。
思いがけない沢山の【薔薇の花】の贈り物、いわゆる「シーダーローズ」、ヒマラヤシーダの松かさだった。
 拙ブログ(「シーダー・ローズ」 2010-04-12 )と (「シーダーローズ(その2)」2010-04-14

 今井美術館の広い庭にもヒマラヤシーダの大木があり、見事な球果がなっていることもあって、館長さんとひとしきり話題にしていた。

【送られてきたシーダローズ】
 

最近、里山の公園で、ヒマラヤシーダの緑色の大きな球果を見た。
この緑色の球果は昨年秋に受粉したもので、さらに熟成して秋には果鱗が落ち、果軸だけが残って、シーダーローズが贈り物になるのだろう。

【緑の球果 2010.6.28 撮影】
 
 (写真の球果の横の小さな紫色は何だろうか?受粉しなかった雌花なのだろうか。)

 どうもいまいちはっきりしなかった球果の秘密を考えてみた。
図鑑には「10月から11月に開花」とある。枝の高いところなので、雄花は分かるがまだ雌花は見たことがない。
 去年の10月の拙ブログに、下のヒマラヤスギの「雄花」の写真を載せる。
ここで「雌花球果」とあるのは、実は一年前に受粉した球果だったのだ。
 
【雄花 松ぼっくり 2009.10.15撮】
 

【雌花球果 2009.10.15撮】→実は1年前受粉した実
 
***********************************
【雌花の鱗片  2010.4.13撮】
 

【雄花の松ぼっくり 2010.4.13撮】
 

昔撮った写真を整理したら、胸につかえていたヒマラヤシーダの秘密が分かったような気がした。 


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2 コメント

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そこは新しい風の通り道 (黙想)
2010-07-13 15:31:56
 こんにちは。ヒマラヤシーダー7本の大木を見上げる事無くひたすら下で竹箒ふりまわしていまして。 撮影された日付きで 考えてます。 先日は心にしみる思い出 あざみの歌 耳、目?離れずまだ歌ってしまいます。 半夏生が白くなり オカトラノオと一緒に 土産にしてます。梅雨時の楽しみですね。 
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Unknown (会津マッチャン)
2010-07-13 22:36:54
球果は見えませんか?
昨年の沢山の薔薇から、多分上のほうで実をつけていると思います。

「あざみの歌」何遍も聞いています。
伊藤久男でなければなりません。
CD「伊藤久男全曲集」でいつも聞いています。他に・高原の旅愁・山のけむり・君、いとしの人よ、などが大好きです。
今年は、アジサイが一段と美しく咲いています。
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