【映画硫黄島からの手紙の1場面 ネットから】

数日前の新聞に、「イーストウッド氏に仏大統領が勲章を授与」との記事が載った。思い立って昨日、遅ればせながら、映画「硫黄島からの手紙」を見てきた。
2/26にアカデミー賞の授賞式があるが、「硫黄島からの手紙」は「作品賞、監督賞、脚本賞、音響編集賞」等にノミネートされていて、受賞への期待も大きい。
渡辺謙が栗林中将役を演じている。最近では「明日の記憶」「北の零年」が印象に残っている。渡辺謙はいい俳優だと思う。
前宣伝が効き過ぎたのか、思ったほどの感動はなく多少物足りなさを感じた。
戦闘場面があまりに多く、訴えるものがぼけてしまった感じがした。題名からしても「手紙」を中心に据えて伝えてはどうだったろうか。
捕虜のアメリカ兵のポケットから出てきた母親からの手紙、栗林中将が常に書いていた家族宛の手紙、若い二等兵が妻に宛てて書く届くはずのない手紙 等が出てくるが、それらの場面から愛する人々への思いなどをもっと強く伝えて欲しかった。
栗林中将の最期の場面には、いくつもの思いが重なって涙が流れた。そして、戦争の悲惨さ、戦争をした軍部、為政者の愚かさ、戦争とは、人間とは、・・・と考えさせられた。クリント・イーストウッド監督の訴えたいことは何だったのだろうか。
殺し合いする兵士一人一人の思いは如何ばかりであったろうか。改めて今の平和の貴さを思い、あの時代の兵士たちの悲劇を申し訳なく思った。
若いカップルが見ていた。世代の違う彼らはどう感じたのだろうか。
数ヶ月前に本屋で「散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道 」(梯 久美子著)を立ち読みした。映画を見る前にと買いに行ったが売り切れで、早速注文した。
映画でも少し出てきたが、栗林中将の訣別の電文には辞世の歌が添えられていた。
「国ノ為重キツトメヲ果シ得デ 矢弾尽キ果テ散ルゾ悲シキ」
映画で知れなかった中将の人となりをもう少し知りたいと思っている。

数日前の新聞に、「イーストウッド氏に仏大統領が勲章を授与」との記事が載った。思い立って昨日、遅ればせながら、映画「硫黄島からの手紙」を見てきた。
2/26にアカデミー賞の授賞式があるが、「硫黄島からの手紙」は「作品賞、監督賞、脚本賞、音響編集賞」等にノミネートされていて、受賞への期待も大きい。
渡辺謙が栗林中将役を演じている。最近では「明日の記憶」「北の零年」が印象に残っている。渡辺謙はいい俳優だと思う。
前宣伝が効き過ぎたのか、思ったほどの感動はなく多少物足りなさを感じた。
戦闘場面があまりに多く、訴えるものがぼけてしまった感じがした。題名からしても「手紙」を中心に据えて伝えてはどうだったろうか。
捕虜のアメリカ兵のポケットから出てきた母親からの手紙、栗林中将が常に書いていた家族宛の手紙、若い二等兵が妻に宛てて書く届くはずのない手紙 等が出てくるが、それらの場面から愛する人々への思いなどをもっと強く伝えて欲しかった。
栗林中将の最期の場面には、いくつもの思いが重なって涙が流れた。そして、戦争の悲惨さ、戦争をした軍部、為政者の愚かさ、戦争とは、人間とは、・・・と考えさせられた。クリント・イーストウッド監督の訴えたいことは何だったのだろうか。
殺し合いする兵士一人一人の思いは如何ばかりであったろうか。改めて今の平和の貴さを思い、あの時代の兵士たちの悲劇を申し訳なく思った。
若いカップルが見ていた。世代の違う彼らはどう感じたのだろうか。
数ヶ月前に本屋で「散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道 」(梯 久美子著)を立ち読みした。映画を見る前にと買いに行ったが売り切れで、早速注文した。
映画でも少し出てきたが、栗林中将の訣別の電文には辞世の歌が添えられていた。
「国ノ為重キツトメヲ果シ得デ 矢弾尽キ果テ散ルゾ悲シキ」
映画で知れなかった中将の人となりをもう少し知りたいと思っている。
小生も昨年末にこの映画を観賞してきました。
感想は、貴兄と同様でした。栗林中将は長野市松代町の出身ですが、親戚の方が近くに住まれており、子供の頃からお話を訊く機会がありました。ご本人と銃後の妻やお子さんらとの交流場面などが登場するものと思っていましたので、すこし意外な感がありました。日本人監督でしたら違っていたでしょうね。
栗林中将は立派な厳しく優しい軍人だったようですね。当時の人々の切ない、むごたらしい思い上に今の平和があることを肝に銘じたいと思います。