エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

チョウトンボ初見

2020-07-06 | 自然観察

チョウトンボの羽化始まる。池の飛翔は見られず、周囲の林で羽を休めながらひらひら。

個体数多い。

 

♀   

シオカラトンボ未成熟 ノシメトンボ

ショウジョウ♀

アキアカネ未成熟 

ヒメアカネ?

ミヤマサナエ?  班を確認

トンボの同定は難しいものだ。

池畔の林を巡ると、モンサシトンボ、アマゴイルリトンボがいっぱい。

モノサシトンボ♀ 

  黒化型♂ 橙色が濃い  ♀

 

アマゴイルリトンボ♂   

♂ 

 オゼイトトンボ♂  ♀

♂ 

連結 クロイトトンボ♂

 オオアオイトトンボ♂     

 

(2020.7.3)

 

  

 

 

 

 


珍しい発見 モートンイトトンボの眼後紋

2020-07-03 | 自然観察

珍しいトンボに出合った。

美しいモートンイトトンボ(環境省レッドリスト:準絶滅危惧種) 未だ発生したばかりの個体から、すっかり成熟したものまでいた。

モートンイトトンボ未成熟の♂をファイダーで覗くと、ちょっと変だ。頭部背面の眼後紋の特長的なL字が切れているではないか。

L字が切れて4つあるように見えた。

帰宅して調べてみた。

手元にある「日本のトンボ」には、別種のヒヌマイトトンボの特長として、眼後紋が4つあり、2つに分離するのは国内では本種のみの記載があった。

モートンイトトンボの解説には、L字状斑紋がある種は国内で本種のみとある。

この2種は近縁にあるとも書かれていたが、こんな事はあるのだろうか。

チョウについては斑紋異常など、ときどき変わった個体を見つけていたが、トンボの、しかも同定の特徴的な違いは初めだ。

この事実をどう解釈できるのか知りたいと思う。

近いうちに専門家に尋ねてみたいと思う。

モートンイトトンボ 全長 ♂23~32mm  ♀22~31mm

 未成熟♂ 

未成熟♀ 成熟♀

 成熟♀  未成熟♂ L字眼後紋

   L字が切れている

成熟♀ 未成熟♀

キイトトンボがすっかり黄色くなっていた。  全長は♂31~44mm ♀33~48mm 

連結  産卵 ♀の複眼は緑色 ♂腹部先端背面が黒い

(2020.7.1)

 


奇跡的に戻った仄かな灯り

2020-07-02 | 環境問題

町内にホタルが戻って来て5年目になる。

以来、梅雨のこの時期は、今年も見られますようにと祈りながらホタルの発生を確認するのが夕食後の日課となっていた。

数日前に、今年も待ちに待ったほのかなあかりを確認できた。

例年より少し遅れたが、嬉しくてならない。

 

 

遥か30年も前にドジョウやサワガニと共に姿を消したホタルだった。

その後、春先の一斉清掃でこのU字溝の無い水路の川ざらいを自粛したり、

町内の関心を高めたいと子どもたち中心の観察会を開くなどをしてきた。

奇跡的に甦ったホタルがいつまでも生息して欲しい願いだが、課題も見えてきた。

問題は、暗闇の中でほのかな光だけがコミュニケーションのホタルにとっての光害だ。

8時を過ぎても何台も行きかう車のライトや肝心な場所に新しく設置された街灯が煌々と水路を照らしている。

 短大の灯り

みどりの自然、小さな生き物と共生できる豊かな住環境を求めて、出来る対策を取らなければならないと思っている。

地方紙に寄せた駄文掲載さる7/1付)  『よみがえった蛍 「光害対策」必要」』 

 

 


半夏生に思う  庭のアジサイ

2020-07-01 | 日々の生活

朝の日課で、PCでお友達のブログサーフィン。

今日7/1は半夏生、俳人のブログ「千曲川歳時記」に、昼寝覚、形代、茅の輪くぐり、半夏生・・・等々、いつもの見慣れない文字をみつけた。

そうか、6/30が、7/1が大事な日なんだと認識した。

早速コメントを送った。

  《また、学びました。形代。茅の輪くぐり、夏越しの祓い・・・大切な物ですね。

   何も知らずに生きてきました。思いつきながら、近くの神社へお参りしたいと思います。》 と。

今朝、新聞の折り込み広告には半夏生の大きな見出し、その横にたこの写真が。

 土用の丑に日にウナギを食べる。半夏生にはたことは知らなかった。

 ネットで調べると、

  田植えが終わる時期で、○稲の根が、タコの足のように四方八方しっかりと根付きますように

  ○稲穂が、タコの足(吸盤)のように立派に実りますようにとの願いが込められ、関西地方に根付いているらしい。

 ハンゲショウの由来については、○ 「半夏」の「生」える時期にあたること ○  「半夏生」の花が咲く時期 とある。

 そう言えば、いつか柳津からもらってきて庭に植えたハンゲショウはいつの間にか消えてしまった。またいただいてこよう。

 

夜半に大分降ったようだ。梅雨の庭にアジサイがきれいに色づきはじめた。

写真を撮りながら庭を巡る。

 

 

 

春先枝を払ったトウカエデ、アジサイの垣根にエノキの枝が長く伸びいて驚いた。

枝を払いながらきれいなアジサイを眺めた。

珍しく雨に濡れてゆっくり歩くカタツムリにしばし時を忘れた。  

 手折ったアジサイを、玄関に、居間に、台所にと生けた。

   自製の花瓶に