都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
旧暦(陰暦)でいえば今は五月。「さつき」とも読む「五月」は、「早苗」(さなえ) 、「早乙女」(さをとめ) 、「五月雨」(さみだれ) 、「早苗饗」(さなぶり) 「笹巻き」(ささまき) 「早上り」(さのぼり)「早降り」(さおり)「早開き」さびらき)「皐月」(さつき)など、稲作に関連した「サ」の「音霊・おとたま」ではじまる言葉・季語に満ちあふれている。
六月といえば日本では梅雨のシーズンです。 「五月晴れ」(さつきばれ)、「五月雨」(さみだれ)、「五月蝿い」(うるさい)などは実は六月の梅雨頃を言い表している言葉です。 すなわち旧暦での五月の季語のようなものなのです。 五月晴れは梅雨の間に、時々顔を見せるあのギラギラとした太陽を伴った晴れ間のことなのです。 この季節はちょうど夏至の頃なので太陽が地球に近くまた正中高度も高くなりますのであのギラギラした太陽となるのです。 日本では幸いなことに梅雨空であの太陽光線をほとんどさえぎってくれているのです。 五月雨も梅雨のだらだら続く長い雨をあらわしています。 「五月雨を集めて早し最上川」という有名な芭蕉の句がありますね。 五月蝿いはもちろん「五月蝿」(さばえ)から来ています。梅雨時に沢山発生して飛び回るうるさいハエのことですね。
「サ」とは本来「耕作」を意味し、後に神霊の意味となる。特に田の神(稲穂の穀霊)を指す言葉。山の神は田植え時期になると里に降りて田の神となる。田の神(サの神)を迎え「早苗」(さなえ) を植えはじめる祝い・祭りを「サの神」が降臨することから「早降り」(さおり) または「早開き」(さびらき) といい、「サの神」に稲からつくった酒(さけ)や酒菜(さかな)を捧(ささ)げる。
田植えが終り、田の神がひとまず山に帰られる(上る)ことを「早上り」(さのぼり) というのは、「早苗饗」(さなぶり) の語源で、この日は「早苗」(さなえ) を植える「早乙女」(さをとめ) を上座にすえて、「サの神」を送る饗宴をひらき、秋の実りを祈願しつつ田植えの労をねぎらう。
「笹巻き」(ささまき)はもともと「さなぶり」の行事食。「サの神」への捧(ささ)げものである「笹巻き」(ささまき)を包む、稲科の笹(ささ)の葉は、古来より神聖で魔除けのパワーがある植物とされ、祓い清めの神事に用いられてきた。
おまけではあるが、「桜」(さくら)も「サの神」に関わる言葉で「サの神」の宿る木「サ座」(さくら)であった。桜の周りで酒を飲み、豊作祈願をし、花の付き具合で豊作を占う祭が、いつしか花見になってしまった。
田植えに先立つ「五月忌み」と、中国から伝来した邪気払いの行事が結合したのが日本の「端午の節句」。この日にかかせない薬草「菖蒲」が「尚武」(しょうぶ・武事を尊ぶ気風) に通じることから、武士階級の行事にとりいれられ、女子の祭日に定着していた三月三日「桃の節句」と対をなすように、やがて「端午の節句」は男子の祝祭日として定着するが、もともとは、稲作に関連した豊穣を願う、女の祭りであった。
したっけ。