都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
桃(上巳)の節句・雛祭りとは何か。
赤ちゃんが生まれて、初めて迎える節句を初節句といいます。三月三日の雛祭りがこの日にあたり、正式には上巳(じょうし)の節句といいます。
それは、古来中国から伝わった三月の初めの巳(み)の日という意味からですが、ちょうど桃の花が咲くころでもあり、お節句を祝うのにふさわしいことから、今では桃の節句という美しい名で親しまれています。
なぜ、雛人形を飾るのか。
平安時代の御人形(ひいな)遊びと、紙やワラで作った簡素な人形(ひとがた)に自分の厄や災いを移して海や川へ流した流し雛の行事が結びついたのが現在の「ひな祭り」です。
つまり、雛人形が身代わりになってくれてその子供に災いがふりかかりませんように、また、仲睦まじくよりそう愛のかたちを一対の雛に託し、わが子も将来このような幸せが訪れますようにと祈願し飾るものなのです。
また、昔からの言い伝えと共に、雛人形を飾ることは大切な情操教育の一環でもあります。つまり、自分のために贈られた美しいお雛様を眺めながら、祖父母や父母など周りからの愛情を感じること。幼少時から、美しいものを眺めることにより美的感性が養われること。自分の大切なお雛様を親子で一緒に飾ったりお仕舞いしたりすることにより、季節の習わしを覚えたり大切なものは大切に扱う気持ちや作法を育むことができること。強いては、そのような環境でお育ちになれば、すばらしい女性になって良いご縁に恵まれるということなのでしょうか。
お節句とは、古来より伝わる日本の美しい習わしです。いつの世もわが子の無事な成長を願う親心は変わることはありません。薄れつつある伝統文化を、幼少時の温かい想い出と共に次世代の子どもたちにも伝えていただければと思います。
お雛様を飾るのはいつからいつまでか。
立春(二月四日)頃から二月中旬かけて、遅くても節句の一週間前までには飾りたいものです。
季節の節目という節句の本来の意味を考えると、お節句がすんだら早めに、遅くとも三月中旬頃までの天気の良い乾燥している日にしまいたいものです。
カビや湿気から守るために、お天気の良い日を選ぶことも大切です。
桃の節句といいますが、飾るのは桜です。
右のお雛様側が桜、左のお内裏様側が橘です。また、桜橘の代わりに、紅梅と白梅を飾る場合があります。
お内裏様とお雛様、立位置のちがいは?
それは、左を上位とする日本古来の考え方によるものでした。
いつの頃からか、時代とともに左右が入れ替わり、現在では西洋式の立位置が一般的になりました。
段飾りに登場する左大臣と右大臣の立位置が、昔の名残りをとどめています。
三人官女とはどんな人なのか。
宮廷に仕える女性たちで、お内裏様とお雛様の、身の回りのお世話をしています。
段飾りに登場する三人官女は、それぞれ持ち道具があり、向かって左から、銚子、三宝、長柄銚子を持って、お内裏様とお雛様にお仕えしています
お雛様の上手なしまい方はどうするのか。
箱にしまう前にホコリをよく払って、柔らかい紙や布で丁寧に包みます。人形用の防虫剤を箱の隅に入れます。薄紙を巻いた新聞紙を箱の隙間に詰めると、湿気予防になります。保管場所は、天袋などの湿気の少ない高い場所を選びましょう。また、秋口の天気の良い日に虫干しをするのも、お雛様を美しく保つポイントです。
余談ですが、何故桜の花を飾るのに桃の節句というのでしょう。
なぜ桃なのかというと、平安時代には、桃はその形状から女性器の比喩と捉えられていたからなのです。
ちなみに、ひな祭りに関係する食べ物はみなセックスの隠語ばかりなのです。菱餅や蛤のお吸い物は女性器を、炒り豆は陰核(クリトリス)を表しているのですが、これは「女の子が早く一人前の体になって子孫を増やせるように」という願いがこめられているのです。
なお、蛤のお吸い物は汁だけをいただき、身は食べてはいけません。理由は御自分でお考え下さい。
したっけ。